特集1:世界の現場から
ヘルクフ ニューウ ヤール
Gelukking Nieuw Jaar!

オランダ

ルーセントテクノロジー欧州本社建築工事
松川 厚
(まつかわ あつし・34才・建築)
  オランダのアムステルダムは北緯52度に位置する都市。特に冬の寒さは格別で昨年夏までの4年間タイで工事をしていたこの体には堪えます。現場は急速なグローバル化を進めているアメリカ,ルーセントテクノロジー社の欧州本社ビル。外壁のみを残し内部を全面改修する工事で鹿島はコンストラクション・マネージメントを担当。まさに世界中にネットワークを持つ鹿島の総合力を発揮した工事といえます。90年代はヨーロッパ激動の年でした。もうすぐユーロ紙幣が一般家庭で使用されるのは身近な話題です。オランダ人はとにかく背が高く,平均身長は世界一。そんな彼らに圧倒されないように2000年もまた奮闘したいと思います。
ルーセントテクノロジー欧州本社建築工事
工事名称
:ルーセントテクノロジー欧州本社建築工事
場所:オランダ ヒルヴァーサム
発注者:Lucent Technologies Nederla−nd B.V.
設計:Lucent Tech−nologies ED&C(Mark O`Leary)
規模:地下1階,地上7階 4棟 延べ41,617m2
工期:1998年5月 〜2001年12月(プロジェクト・マネージメント契約期間)
施工:KAJIMA EUROPE B.V.