特集:変わる教育と鹿島のソリューション |
悩める学校 学校には現在,様々な波が押し寄せている。社会情勢の変化が「学校」の在り方に変容を求めているのである。少子化によって生徒数が減少する一方で,社会人教育や生涯教育のニーズは増え続けている。大学を例に取ると,私大の3割,短大の6割で定員割れが起こりながら,4年制大学はこの数年で毎年20校が開設される状況である。 すべての学校の教室が生徒で埋め尽される時代は終わり,特色ある学校づくり,スクール・カラーが一層に重視される時代となった。生徒のニーズが多様化し,IT(情報技術)化する時代の教育環境づくりは,ソフトとハードを一体に考える必要があるだろう。 |
多彩な相談メニュー 当社は「学校・教育チーム」を1996年に設置した。営業,設計,開発,ITなど,多部署から横断的に人材を集めた教育プロジェクトの専門チームである。ホームページには「学校相談室」を開設し,お客様の悩みに対してインターネット上でお答えするコンテンツを用意している。 学校建築の豊富な設計・施工実績をもつ当社は,先進設備の導入・使用法や資産の活用法といったソフト面の支援メニューも豊富に取り揃える。教育カリキュラムの刷新に大きく寄与するITを用いた教育支援システムの提供や,学園経営のシミュレーションも行っている。 快適性や安全性,そしてシンボル性といった,従来のハードづくりを基盤として,特色あるスクール・カラーを実現する総合的なお手伝いがはじまっているのである。今回の特集では上図のように,学校づくりの悩みに対する当社のソリューションとして,施設・交流,カリキュラム・IT,経営の3編に分けて具体的な取組みを紹介する。 |
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|Solution0:教育・学校の「相談室」になる |Solution1:キャンパスのオリジナリティを創造する(施設/交流編) |Solution2:教育のシステムを支援する(カリキュラム/IT編) |Solution3:学校のポテンシャルを最大化する(経営・事業コンサルタント編) |