特集:鹿島新時代を拓く

鹿島赤坂別館
6月29日の定時株主総会後の取締役会で,中村満義専務が当社社長に就任した。
梅田貞夫社長は代表権のある会長に就任し,日本建設業団体連合会会長(5月25日就任)など業界団体活動に軸足を移す。

梅田前社長の在任期間が9年に及んだこと,有利子負債の削減など財務体質の改善が進んだこと,2005年度を最終年度とする中期経営計画の目標値を1年前倒しで達成できたこと――などが社長交代の理由である。

中村社長は1965年の入社からほぼ一貫して営業畑を歩み,社内外の誰もが認める「営業のプロ」。
就任発表後の記者会見で「業界トップの収益力確保を目指す」と,受注拡大をテコにした収益構造の構築に自信を見せた。

この人事と併せて,執行役員制度導入を柱とする経営機構改革を実施した。鹿島新時代へ――。
大いなる期待を担って,中村新体制が始動した。



Chapter I   インタビュー 中村新社長に聞く
Chapter II  取締役会の改革,執行役員制度の導入
Chapter III 社長を退任するにあたって
Chapter IV 新役員のプロフィール
Chapter V  組織の再編