特集:YOKOHAMA BAYSIDE STORY 〜開港150周年の「ミナト・ヨコハマ」を歩く〜![]() |
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関内地区の玄関口はJR関内駅である。近くに「吉田橋関門跡の碑」がある。居留地への主要道路に関門を設けて通行の取締りを行ったが,吉田橋を中心にして外人居留地側を関内と称した。吉田橋は1869(明治2)年に鉄橋に架け替えられ,日本初の鉄の橋となった。現在,川は埋め立てられ,下を高速道路が走っている。関内駅近くに「アパホテル横浜関内」(2005年)がある。 吉田橋から海岸に通じる通りは,拡張されて居留地のメーンストリートとなった。松と柳の街路樹が植えられ,外国人の乗った馬車が往来する。「馬車道」の由来である。入口には「近代街路樹発祥の地」の碑が建つ。現在はアキニレの街路樹に変わっている。1872(明治5)年にわが国初のガス灯がともった。 「アイスクリーム発祥の地碑」(太陽の母子像),日本写真の開祖「下岡蓮杖顕彰」の碑が建つなど,馬車道は“文明開化通り”だったことがわかる。関内駅に続く関内大通りにオフィスビル「JNビル」(2007年)があり,はす向かいに「鹿島横浜支店ビル」(1972年)がある。 「新聞博物館(ニュースパーク)」などが入る「横浜情報文化センター」(2000年)は馬車道近くの海岸通り沿いに。1929(昭和4)年築の旧横浜商工奨励館と旧横浜市外電話局を改修・補強し,2つの建物を取り囲む形で12階建てのビルにした。2007年に「BELCA賞ベストリフォーム部門」を受賞している。本町通りの「綜通ビル」(1995年)も,旧本町旭ビルのファサードを保存活用した新築ビルである。 銀杏並木の美しい日本大通り沿いに「日本銀行横浜支店」(1966年)の瀟洒なビルがある。日本最初の鉄筋コンクリートビルとして知られる「三井物産ビル」は当社が改修工事を担当した。大通り地下には200台収容の「日本大通り地下駐車場」(2001年)がある。 本町通りを挟んで建つ13階建ての「神奈川県庁新庁舎」(1966年)は,耐震機能などを集中したコア・システムを導入。側壁部分に青色を主調とした25色のタイルが貼られ,単純明快でメカニカルな美しさが話題を呼んだ。隣接して「第二分庁舎」(1993年)が建つ。 |
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【横浜ことはじめ】 横浜は開港とともに外国文化を導入して発展を続けてきた。それだけに横浜を発祥の地とする事がらが数多くある。“ヨコハマ・ベイサイドめぐり”の中で触れた鉄道,西洋理髪,鉄橋,街路樹,ガス灯,アイスクリーム,写真館のほかにも日刊新聞,下水道,電信電話,郵便,ビール,パン,牛なべ,石けん,クリーニング,消防救急などが挙げられる。記念碑もそれぞれの地区に点在して,文明開化の街の佇まいを残している。 |
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四半世紀以上を横浜で暮らしてきました。私が通った小学校,中学校には校歌がなかったので,学校行事ではいつも横浜市歌を歌っていました。この市歌は,丁度100年前の7月1日に新港埠頭で行われた「開港五十周年記念大祝賀会式典」で披露されたものだそうです。森鷗外の作詞で,「されば港の数多かれど 此横浜に優るあらめや」という一節が印象深く,日本は島国なので港は多くあるが,横浜に勝る港はないというフレーズです。 東京の大学に通うようになり,友人が横浜のことをあまり知らないことに驚きを感じました。大学時代は,横浜の歴史からグルメ,デートスポットまで友人に色々と紹介し,横浜自慢を繰り広げました。 社会人となり,再び横浜へ。配属となった支店経理部では,支店が関わる全現場の予算や損益管理に関わる業務をしてきたので,鹿島が手掛けた工事は,ほぼ頭に入っています。大学時代に友人に紹介してきた横浜情報に,鹿島というレパートリーを加え,現在はマスコミや社員へ情報発信しています。 こんな風に横浜の良さを皆に伝えたいと思うのは,市歌にもあるように,私が横浜を誇りに思っているからこそ。アットホームな支店の雰囲気も自慢のひとつです。これからも横浜の魅力をどんどん紹介していきたいと思っています。 |
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