KAJIMA TODAY

ものづくりから街づくりへ

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 当社のハウジングの歴史は集合住宅の歴史である。時代のニーズにあった良質な集合住宅の志木ニュータウンや寝屋川東ファミリータウン、そして『超高層の鹿島』の流れを受けたパークシティ新川崎やユーカリが丘などの超高層住宅。いつの時代も居住性の追求を中心に集合住宅づくりを行ってきた。近年、都市部の再開発などで、超高層集合住宅の需要はますます高まり、さらなる高層化、複合施設化が要求されている。また阪神大震災を機に、居住性に加え、安全性への関心も高まり、当社が埼玉県志木市に建設中の免震工法を採用した柳瀬川リバーサイドマンションが注目されている。今後も技術に裏付けられた住環境の提供は続いていくだろう。
 当社のハウジングへの取り組みは『施工』はもちろんのこと、『設計・施工』、さらには『企画・設計・施工・管理』といった業務形態へ大きな拡がりを見せている。その結果、顧客のあらゆる要望に対し満足のいくものを提供し、また事業主としても、さまざまなノウハウの蓄積が多くの実績となっている。
 景気に大きく左右される住宅市場は、30年の間に6度のブームが繰り返されている。しかし、総合力を活かした当社のハウジングへの取り組みは、ディベロッパーやエンドユーザーから安定した支持を得ている。
 21世紀に向けて、高齢化社会への対応や環境に対する配慮など、住宅に求められるものが大きく変化している。『人と環境に優しく、そして安全な街づくり』をテーマとした当社のハウジングへの取り組みが注目される時となった。


写真は鹿島月報より転載

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