特集:鹿島の医薬品施設エンジニアリング![]() |
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医薬品業界の動向 近年,医薬品業界を取り巻く変化が著しい。 薬事法改正や業界のグローバル化への対応から,ハイレベルな製造環境の整備に,医薬品メーカー各社はしのぎを削る。 高齢化社会を背景とした医療費抑制策は,ジェネリック医薬品の使用を促進し,ジェネリック専門メーカーは積極的な設備投資を進める。その一方で,大手製薬メーカーは最先端医療への対応を目指した新薬開発の取組みを強化し,医薬品製造を受託メーカーへアウトソーシングする動きも活発化させている。 こうした業界の動向から,医薬品施設は一段と高度化,多様化する傾向にある。と同時に,各々のニーズを的確に捉え,理想の医薬品施設をつくり上げるためのパートナー企業を求める気運が高まっている。 鹿島の“エンジニアリング力” 当社は,各種生産施設建設の豊富な経験で培ったエンジニアリングのノウハウと総合力で,お客様へ最先端の医薬品施設を提供してきた。 当社の医薬品施設建設の大きな特徴は,建築の設計・施工を請け負うだけでなく,プロジェクト全体をサポートし,お客様とともに新たな価値を創造していくプロセスにある。調査・企画段階からプロジェクトに関わり,生産システムや物流システムも含めた設計,調達,施工,試運転調整,バリデーション,さらにはメンテナンスやアフターフォローまで,プロジェクト全体をコーディネートしていく。 こうしたトータルエンジニアリングサービスを提供するために,当社は1996年にエンジニアリング本部を設立。各部署に分散していた建築・土木・機械・電気・情報・環境など幅広い技術者を集約し,医薬品施設をはじめ食品や電子デバイスなど,あらゆる生産施設に応用・展開できるエンジニアリングのノウハウを追求してきた。 その経験と実績の積み重ねが,お客様の多様なニーズに対応し,様々な課題を解決していく“エンジニアリング力”を確立。最先端の医薬品施設建設へもフィードバックされている。 お客様のよきパートナーとなる 当社は,きめ細かなサービスでお客様へ理想の医薬品施設を提供するために,プロジェクトマネージャー制を導入している。医薬品施設建設の経験豊かなエンジニアリング本部の社員がプロジェクトマネージャーとなり,事業の計画段階から引渡しまでのプロジェクトフローの中で,一貫してお客様の窓口として機能するシステムである。 また,国内だけでなく米国,ヨーロッパ,そして中国をはじめとするアジア諸国の豊富な施工実績をベースにエンジニアリングを展開し,海外へ進出するお客様のニーズにも応えている。 お客様のよきパートナーとなって課題や理想を共有し,お客様のノウハウと当社のエンジニアリング力を融合させて,一緒に新たな価値を創造していく――。当社はこうしたものづくりを目指している。 |
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■ Chapter
1 鹿島が目指す医薬品施設エンジニアリング ■ Chapter 2 次世代型医薬品製造施設の誕生 ■ Chapter 3 鹿島の医薬品施設建設 ■ Chapter 4 これからの医薬品研究施設 |