特集:「さいたま新都心」の誕生

21世紀の高品質なオフィスビル
明治生命さいたま新都心ビル

 明治生命さいたま新都心ビルは,さいたま新都心駅から自由通 路で直結されたオフィスビルで,現在逆打ちの1階床躯体を施工中。本体工事とは別に4月1日からは1階交通 広場と3階自由通路の一部を供用開始する。
 地上35階建。新都心内はもとより,埼玉県下でも最高層のビルとなる。新時代のオフィススペックを先取りした高品質のテナントオフィスビルである。
 超高層の直下にスパン32m,天井高さ16mの開放的なエントランスロビーがあり,その大空間を実現するために「スーパーメガフレーム」と呼ばれる巨大な門型構造を採用している。巨大な門型構造物の上に30層の超高層ビルを乗せた特徴ある構造形式だ。そのメガフレームの鉛直荷重を支持するため,四隅の柱の基礎に,厚さ2.4mの地中連続壁杭を施工した。構真柱を建込む井桁状の複雑な形状の極厚地中連続壁杭の施工は土木・建築両分野において初めてである。
 高さ33mのスーパーメガフレームの鉄骨が姿を現すのは今年5月の予定である。


現場全景
現場全景


壁厚2.4mという地中連続壁杭の施工状況
完成予想パース
壁厚2.4mという
地中連続壁杭の施工状況
完成予想パース


(仮称)明治生命さいたま新都心ビル新築工事
発注者 明治生命
設計・監理 日建設計
規模 S造一部SRC造,RC造
地下3階,地上35階,塔屋2階
延べ82,061m2
工期 1999年4月〜2002年3月
(関東支店JV施工)