特集:大切に護り伝えたい〜日本の歴史的建造物 |
“赤レンガ駅舎”の名で知られる「東京駅丸の内駅舎」の復原工事が進んでいる。 国の重要文化財になっている駅舎の主要部分を可能な限り保存・活用して,創建時の姿に甦らせるプロジェクトだ。 一方で,建物機能の拡充を図るため地下躯体を新設し,大地震に耐え得る免震装置を設けるなど,最先端技術の粋を集めることで,貴重な文化遺産を未来に受け継ぐ。 歴史的建造物と現代技術の融合による新たな価値の創出に,当社JVが総力を結集している。 |
わが国のセントラル・ステーション 東京都千代田区丸の内。皇居・和田倉門と行幸通り(通称)で一直線に結ばれる東京駅丸の内駅舎は,わが国のセントラル・ステーションに相応しい威風堂々たる佇まいを見せている。JRの在来線18線,新幹線10線,東京メトロ2線(線路数)が乗り入れる日本最大のターミナル駅である。ホテルやレストラン,ギャラリーを併設し,利用者に安らぎを提供する施設としても愛されてきた。 |
辰野金吾氏設計の名建築 戦災復興で現在の姿へ 創建時の姿が甦る |
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■ Close-up――東京駅丸の内駅舎保存・復原工事 時を越えて〜創建時の東京駅丸の内駅舎が甦る(1) ■ Close-up――東京駅丸の内駅舎保存・復原工事 時を越えて〜創建時の東京駅丸の内駅舎が甦る(2) ■ 日本の伝統・文化を未来へ生かす―― 鹿島の保存・再生技術 ■ 人々の記憶を未来へ伝える―― 鹿島の保存・再生技術 |