KAJIMA TODAY

世界初のABWRの完成に向けて

鹿島の原子力発電所建設技術
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 10月26日、この日はわが国が国際原子力機関(IAEA)に調印・加盟(1956年)し、また、日本原子力研究所・動力試験炉JPDR(Japan Power Demonstration Reactor)によって初めて原子力による発電に成功した日(1963年)である。この日を記念して1964年に「原子力の日」が制定された。
 今日では、わが国の商業用原子力発電所は全国に49基設置されている。原子力発電による電力量も年間約2,649億KWh(1994年実績)と総発電電力量のおよそ30%を占め、わが国の電力エネルギー供給源として大きな成長を遂げている。
 当社は、原子力のパイオニアとして、建設技術及び耐震設計や特殊解析等で常に原子力発電所建設をリードしてきている。現在運転中の商業用原子力発電所は49基であるが、当社はその過半数にあたる29基の建設に携ってきている。

 今月は、当社が開発初期から参画したABWRの建設工事を中心に、これまでの原子力発電所建設で培った調査技術、設計・解析技術、施工技術を紹介しよう。

ABWR:改良型沸騰水型原子炉。Advanced Boiling Water Reactor。東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機に世界で初めて採用。



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