特集:AQUARIUM

これからの水族館づくりに向けて

 当社では特色ある水族館を全国各地で施工してきた。また,アメリカではフィーディベロッパー,コントラクターとして,水族館の開発,施工の実績を積み重ねている。
 技術研究所葉山水域環境研究室(神奈川県三浦郡)では,早くから海洋生物の生態研究に取り組み,水族館建設の際にも全体計画から飼育する魚の選定やメンテナンスなどソフト面での支援も行っている。同研究室では他にも環境教育の一環として,自然観察センターでのミニ水族館の展示を手掛けたり,海の環境教育プログラムを開発,実施し,それをマニュアル化するなど環境教育を支援するノウハウも保有している。
 また,最近では,水族館が地域の再開発の集客施設の目玉としても注目されている。実際,水族館の多くが国や県,市町村などにより運営されているため,PFIの対象として検討されている事例もある。当社では,総合力を活かし,営業,開発のほかPFIマネジメント室を中心に今後積極的に提案していくことで,運営面 での支援をも行っていく。 是非皆さんも鹿島の手がけた水族館へ,ご家族で出かけてみてはいかがだろう。

※PFI−プライベート・ファイナンス・イニシアチブ
 国や自治体が公共事業を施設完成後の運営も含めて民間に委ね,コスト削減やサービス向上を目指す手法。
 昨年PFI推進法が成立した。



谷津干潟自然観察センター 谷津干潟自然観察センター
葉山水域環境研究室が協力・指導した谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市)の干潟水槽展示。トビハゼやカニなど,実際の干潟の生物を観察できる




ジンベエザメに会えるサンゴ礁に面した水族館
尾張名古屋のシャチプールは世界最大級
|これからの水族館づくりに向けて
近年の施工実績から