- 下層部に限定して解体作業を行うため、周辺への騒音や粉塵の飛散を抑制できる
- 常に囲まれた中で内装材・アスベストの撤去ができる
- 解体作業エリアが下層部にあるため、リサイクルに向けた廃材の分別がしやすい
近隣への配慮とリサイクル率向上
高層ビルの解体は、上階から順に重機を用いて粉砕していく工法が一般的で、粉塵が飛散したり、騒音や振動防止のために建物の外周をパネルで囲う必要があり、近隣に圧迫感や不安感を与えていました。また、粉塵の発生を抑える散水が下層階に流れ落ちてきて、ビルの内部が水浸しになってしまうため、内装材の分別収集が難しいという問題もありました。
「鹿島カットアンドダウン工法」は、下層部の囲まれた中で解体作業を行うため、周辺への騒音や粉塵の飛散を抑制できます。さらに、フロアごとに内装解体を行うため、分別収集が容易であり、内装材の高リサイクル率(93%)を実現しました。
従来の解体工法
解体作業を下層階のみで行う「鹿島カットアンドダウン工法」