フレキシビリティ確保技術
避難安全検証法の適用
建築基準法の仕様規定上必要な排煙設備や避難階段
万一の火災時の安全性確保を確認・検証することでこれらを省略
お客様の生産レイアウト検討時の自由度が向上
- 鹿島独自のプログラムで短時間に解析可能
- 従来では難しかった、まとまった大空間クリーンルームも可能
■ 概要
一般的にクリーンルームの奥行は建築基準法の避難の規定から60m以下で計画してきました。
60m以上の奥行の場合には下図にあるようにクリーンルーム中央に階段が必要でした。
平成12年の建築基準法改正に伴い、計算によって安全性を立証=性能設計を行うことで、従来では必要であった避難階段や排煙設備を省略することが可能になりました。
鹿島は独自のプログラムにより、この性能設計に関わる安全検証を短期間に効率よく行い、合理的・経済的かつフレキシビリティに富んだクリーンルームを提案します。
改ページ

従来の直通階段の配置
避難規定により直通階段までの距離が定められており、60m以上の奥行をもつような場合にはクリーンルームの内部に階段が必要でした。


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避難安全検証適用後の状況
直通階段からもっとも離れた地点からの避難において、支障の無いこと(※)を検証することで、クリーンルーム内にあった直通階段を省略することが可能です。また、排煙設備につきましても同様の検証により省略が可能です。
※火災発生時の煙またはガスが、避難に支障がある高さ(1.8m)まで降下する前に在室者全てがクリーンルーム以外の直通階段に通ずる廊下等に到達できることを計算で確認