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電子デバイス生産施設

リスク軽減技術

クリーンルームの地震対策

大地震においても被害を抑える経験を生かした様々な地震対策

  • 鹿島独自の地震対策基準で人命や生産装置を守る
  • 生産ラインの損傷を防ぎ、操業中断や生産機会損失を防ぐ
  • 震度6強の地震においても被害を軽微に抑えた実績

概要

地震時の主たる被害はシステム天井の落下と、生産装置の転倒・移動に伴うものです。装置の転倒・移動により危険なガス・薬液の配管が外れ、被害が拡大します。鹿島は被害を軽減する独自の社内基準を制定し、設計をおこなっています。対策を施された工場が実際に大地震に見舞われましたが、被害は軽微なものでした。

生産機器の地震被害例
生産機器の地震被害例
 
生産機器:床に固定することにより、
配管類の破損や機器の損傷を最小限にします。
耐震検討用プログラム(生産機器用) 耐震検討用プログラム(生産機器用)
耐震検討用プログラム
(生産機器用)
鹿島独自のプログラムにより、装置の大きさ、重量、重心等を入力するだけで簡単に固定方法や必要ヶ所数が導き出せます。
改ページ
   
FFUシステム天井の地震被害例
FFUシステム天井の地震被害例
通常の吊りボルトのみのブレースでは、地震の水平力に対し、天井面が移動や浮き上がりといった現象が生じ、天井面の破壊やFFUの脱落被害が生じる恐れがあります。
 
FFUシステム天井:適正に配置されたブレースにより
耐震性が向上します。
耐震ブレース 耐震ブレース
耐震ブレース
浮き上がりを防止し、圧縮力に耐える部材を選定し、バランスよく耐震ブレースを配置します。