特集:建設業をよく知ってもらうために
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ありのままの姿をお見せする 「ようやく機が熟した」。いまそんな思いでいます。 これまでも,建設会社や建設業界のイメージアップに,多くの人が尽力してきました。 しかし,いろいろなアイデアを考え,様々な人に働きかけても,結局は「所詮は古くからの悪しき慣習が支配する世界じゃないの」といわれるのが常でした。 もうそんな時代ではなくなりました。全ての建設会社,建設業界が大きく体質を変換しつつあります。 そういう姿勢が広く社会一般の皆様にも浸透してきたように感じています。 私たちに求められているのは,建設会社や建設業界の「顔が見えない」と感じていた方々に対して,いまの私たちの「ありのままの姿」をお見せすることです。 それが社会に貢献している本当の姿や,仕事としての魅力ややりがいなどを,正しく理解してもらうことになると思っています。 総合評価方式など,工事の受注に真の技術力が問われる時代になり,品質や技術で勝負できる時代が来たのは嬉しいことです。 先日も若手技術者が「モノづくりの魅力って,こういうところにあるのですね」と話しているのを聞きました。同じ目的に向かって一生懸命仕事をする,そうした技術者の姿が頼もしく,格好良く見えました。 土木や建築の仕事をしたいという学生の中には,海外のインフラ整備に携わって社会の役に立ちたいという人も目立ちます。 高い志を持つ学生が建設の仕事を志望してくれることに安堵しています。 女性技術者の数も多くなって,橋梁の建設現場で活躍している当社の女性副所長がマスコミの話題になっています。彼女も土木の仕事の魅力ややりがいについて,様々な情報発信をしてくれている一人です。女性の現場副所長が珍しいという見方だけで,発信情報を捉えられてしまうのは,必ずしも本意ではありませんが,いつも真摯に話をしてくれるのはありがたいことです。 新しい時代の建設業の役割や仕組みを知ってほしい――。 日本土木工業協会広報委員の一人として,業界での積極的な活動の推進に努めているところですが,当社にも地道なコミュニケーション活動を展開している社員が数多くいます。 その熱い思いと取組みも,ぜひ知っていただきたいと思います。 |
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1 情報発信の最先端で |