特集:高まる景気回復への期待

景気動向指数(CI)の推移
バブルがはじけて10数年。
1990年代の日本経済は「失われた10年」と言われ,構造変化が進む中,景気は低迷し,わが国企業は業績面で著しい打撃を受けた。建設業界においても市場が大きく縮小し,ゼネコンをはじめとする各企業は生き残りをかけて必死の努力を続けてきた。
最近,多くの経済指標は景気が回復基調にあることを示しており,企業収益も2004年度は3年連続の増益が見込まれている。
しかし,多くの国民には依然として景気回復の実感は乏しい。
今後のわが国経済は,果たして本格的な回復に向かうのか。
不安材料はないのか。内外の経済社会情勢が大きく変化する中,当社を取り巻く環境はどう変わって,今後どこへ向かうのか。
首都圏では多くのプロジェクトが活況を呈しているが,地方の建設事情はどうなのか。本格的景気回復への期待を込めて,特集を組んだ。
底を打った株価
日経平均株価の動向
出所:東京証券取引所
※月末値



1 回復するわが国の景況感
2 建設業の現況
3 梅田社長に聞く
4 地方からの視点