APRIL 1997
インテリア・デザイン ―創造のダイナミズム 空間の<気>を創る―
インテリア・デザインとは、簡単に言えば「空間が醸し出す<気>を創ること」といえます。
建物の内部空間、ときには外部空間を、人が使う時、より楽しく、気持ちよくなる様に、またある時にはトキメキを感じるようにデザインを考えることです。
その際、建物が元々持っている骨格(構造・建築)の在り方、美しさに則った内部のつくりでなければなりません。
骨格と遊離したものでは、単なる表層のデザインとなり、見る人に印象深いものとはならないからです。
即ち、インテリアから建築の全体像が想起されるような物でなければなりません。
ヨーロッパ宮廷建築に端を発するインテリアデザインは、元来一人の建築家によって設計されたものです。
現代は分業化され、より高度な質の空間が求められるようになり、インテリアデザインの専門家の手になるものが多くなってきました。
建物は常に時代の感性が映されたものでなければならないと言われますが、さらに時代の行く先を明示できるものでありたいと考えています。
列車の安全運行を確保 ―東急・目蒲線目黒駅改良工事に適用の新技術・新工法―
鉄道工事の場合、列車の安全運行の確保、第三者災害の防止は絶対の至上命題である。
こうした必要性から現場に適用された新技術や新工法を、目蒲線目黒駅の改良工事の現場から紹介する。
地上ホームを地下20mに ―東急・目蒲線目黒駅改良工事―
今、東急・目蒲線目黒駅では、地上にある現在のプラットホームを、約20m下げて地下化し、営団地下鉄との共同駅及びJR線との連絡地下道を作る工事が大詰めを迎えている。
来年4月に完成すると、地下4階がプラットホーム、地下3階がJRへの乗り換えコンコース、地下1、2階は自由通路、出入口となる。
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