特集:技術研究所50周年

技術開発50年の歩み

 1949(昭和24)年に設立された当社技術研究所は,永代橋(東京都中央区新川)の袂,RC造5階建てのビルで業務を始めた。1階は総務部,2階は土木部,3階は建築部,4階は土質試験室,5階は所員独身寮となっていた。

 当時掲げられていた看板は「鹿島建設−技術研究所」と読むのでなく「鹿島−建設技術研究所」と読み,一企業のみのためでなく,日本の復興に貢献するために建設技術の研究所をつくるのだ,という意気込みを表していた。

 以来今日に至る技術研究所の半世紀は,当社の技術開発の中心的役割を担うと共に,日本の建設技術向上に貢献したことはいうまでもあるまい。

設立当時の技研
専属所員23名,現場雇員12名,兼務所員32名でスタートした

 土質・コンクリート材料から始まった基礎研究も,やがてダム関連,原子力関連,超高層関連へと拡がった。70〜80年代には,更に地下空間,海洋,長大橋や制震・免震技術へと発展していく。そして80年代後半からは,メカトロ,バイオ,環境関連等周辺分野やリニューアル等応用技術へと研究のすそ野が大きく拡がっていった。
技研の歴史1950から1970
技研の歴史1950〜1970(クリックすると拡大されます)


技研の歴史1970以降
技研の歴史1970〜(クリックすると拡大されます)




歴代の所長−10代にわたるリーダー達
|技術開発50年の歩み
技術研究所が担う役割
研究開発の成果−建築技術編
研究開発の成果−土木技術編
技術開発を支える若き研究者たち
夢をかたちにしていく工房の数々−実験施設