特集:技術研究所50周年
研究開発の成果−建築技術編
建築分野では材料・施工・生産・構造をはじめ,耐震・免震・地震関連技術や周辺環境・居住環境への影響(風・音・振動・温度・気流等)から防災・環境関連,メカトロ技術等まで多方面にわたり設計・施工支援に関与し挑戦を続けている。
阪神淡路大震災以降は特に建物診断技術,免震・制震関連技術のリニューアル工事への適用や,都市防災シミュレーション技術等への研究開発にも力を注いでいる。
その他効率的な情報化施工・生産技術等,従来のハード技術開発に加えソフト技術開発も進められている。
●超高層建築
周辺気流の風洞実験
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高強度HiRC構造の研究
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●原子力発電所
東京電力刈羽原子力発電所
当社は1957年の日本初の原子力施設建設以来その半数近くに関わってきた
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ABWR円筒ねじり実験
最高水準の安全性安定性を確保するため細心の注意のもと研究が進められている
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●大空間・ドーム建築
西武ドームの風洞実験等,周辺環境の影響を加味した研究も重要な分野である
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国技館竣工時の音響測定
完成した建物の室内環境チェックも行っている
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●地震防災関連
大正製薬本社ビルは,ハニカムダンパを適用した居ながらリニューアルである
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ハニカムダンパを用いた制震補強の構造実験の様子
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大型振動台による兵庫県南部地震再現実験等公開実験も行われ,
阪神淡路大震災以降,都市防災分野の研究にも力を注いでいる
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