特集:技術研究所50周年
夢をかたちにしていく工房の数々
現在技術研究所は,以下の4つの施設群から構成されている。
1.飛田給研究所(東京都調布市飛田給)
2.西調布研究所(同多摩川)
3.葉山水域環境研究室(神奈川県三浦郡)
4.検見川緑化試験場(千葉市)
飛田給研究所は京王線・飛田給駅の駅前に位置する。1956年に開設以来,研究活動の中心地であるこの所内には,現在では研究所員の執務スペースが集まっている。
西調布研究所には,主要な実験施設が集中している。15年をかけて築かれた様々な実験棟には業界屈指の施設が数多く所有されている。
その他水域の生物や生態系の調査研究を行う「葉山水域環境研究室」,植物の生育実験を中心に環境共生技術などを開発する新しいタイプの実験場「検見川緑化試験場」を有しており,当社独自のユニークさを表している。
技術研究所は,半世紀にわたって社会の発展と人々の豊かな暮らしを実現するため,これらの実験施設を駆使して活動を続けてきた。そして,これからも幅広い研究開発を通じて,「夢をかたちに」する当社の技術を支え続けていくのである。
●飛田給研究所
海洋・水理実験場
自然に近い波を再現する装置。水理構造物の設計・施工技術の確立に貢献している
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●西調布研究所
大型振動台
あらゆる振動を忠実に再現する。実物に近い大型模型での実験が可能である
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大型境界層風洞
超々高層建物,大スパン構造物に作用する風の影響調査等を行う
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音響・振動実験室
免震・防振構造のため外部の雑振動の影響を受けずに,建材の音響特性や反射特性などを測定できる
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熱環境性能シミュレーター−人工気象室−
屋内外をイメージした温度や湿度を人工的に作りだし,建材や建物の熱環境性能を調べる
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●葉山水域環境研究室
魚介類種苗生産および養殖技術の研究,水域生態系制御工学の研究などを行う
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●検見川緑化試験場
総面積3ヘクタール。建設と自然環境の調和を図る環境共生技術を創生,実験するための施設
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