特集：多様化するNATM 膨張性地山における山岳トンネル 岩手トンネル一戸工区工事 　東北新幹線・盛岡〜八戸間ルートの一部となる岩手トンネルは全長25.8km。完成すると22.2kmの大清水トンネル（新潟県）を抜き，世界最長の陸上トンネルとなる。 　工事は機械掘削によるNATMで実施した。当社の工区は途中地山がトンネルの内側に最大900mmも膨張する膨張性地質に見舞われ，工事は困難を極めた。このためNATMゼネラルジャンボの開発や，高強度吹付けコンクリートによる合理化施工が行われた。

NATMゼネラルジャンボ。削岩機、エレクター、吹付けロボットの機能を備える。


完成間近のトンネル

岩手トンネル一戸工区工事 ＜工事概要＞
場所	岩手県二戸郡一戸町中里地内
発注者	日本鉄道建設公団
設計	日本鉄道建設公団
規模	全長3,990m　掘削断面積86平方メートル
工期	1989年7月〜2000年11月 （東北支店JV施工）

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