特集:多様化するNATM
![]() みなとみらい反町駅地下化工事 東急東横線(渋谷〜横浜)の横浜駅から手前,2kmを地下化する工事で,当社は1駅手前の反町駅工区を担当している。工事は,営業中の駅の地下32mに210mの新しいホーム部と上・下線路部の,三つのトンネルを構築するもの。施工区間は地質が良好で,工事中の地下水位低下が可能なことから3連NATMを採用している。 トンネルの断面は,眼鏡のレンズが3枚重なっているような“3連メガネ型”。この形状は力学的にもトンネルを安定させることが非常に難しい。しかし,各種の補助工法を導入することや,24時間リアルタイムの計測管理を実施することで,確実なトンネル施工が可能となった。 |
![]() 住宅街の中にある反町駅。工事の沈下管理レベル は3.5mmとなっている。 |
![]() イメージ図 駅上空と周辺市街地の活性化・ 有効利用が期待される。 |
みなとみらい反町駅地下化工事
<工事概要> |
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場所 | 神奈川県横浜市神奈川区反町地内 |
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発注者 | 東京急行電鉄 |
設計 | パシフィックコンサルタンツ |
規模 | 全長 渋谷方面40m,立坑30m,横浜方面140mの計210m 掘削断面積 80平方メートル 左右坑の計75平方メートル |
工期 | 2000年3月〜2003年3月 (東京・横浜支店JV施工) |
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