KAJIMAダイジェスト
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2000

December

特集:鉄とコンクリートの世紀

鉄やコンクリートが本格的な建設材料となっておよそ100年。今や私たちの暮らしを支える様々な構造物にかたちをかえている。20世紀の最後にあたる今月の特集では,現代社会を築き上げた鉄とコンクリートに焦点をあて,当社の足跡を辿り21世紀を展望する。



november

特集:洪水から都市を守る

今年9月,東海地方は記録的な集中豪雨に見舞われた。この集中豪雨により,河川の氾濫,広域な浸水,停電,通信不調,鉄道不通,道路交通規制,地下鉄の浸水など広範囲な被害が発生した。名古屋市の約38万人を始めとして周辺約58万人に避難勧告,指示が出された。人口が集中し,ライフライン,各種交通網など高密度で広範な社会基盤が相互に関連して機能している都市地域においては,河川,下水道の整備をはじめとする水害対策は急務であり,水害に対する危機管理対策が今,改めて求められている。今月の特集では,首都圏における都市型洪水への対策を中心にそれに対する当社の諸工事を紹介する。

話題の竣工プロジェクト東京にトルコモスク誕生 東京ジャーミイ



october

特集:スタジアム2000

2002年ワールドカップ(W杯)サッカー。日韓共同開催となる次の大会では,両国の各10都市で試合が開催される。日本で新設される会場は八つ。そのうち当社は四つの会場を手掛ける。宮城スタジアムは今年5月に完成し,その他のスタジアムについては,いずれも屋根工事を終え,その全貌が明らかになってきた。
  今月の特集では,当社が手掛けた四つのスタジアムと,完成間近のJリーグ「FC東京」と「東京ヴェルディ 1969」2チームのホームグラウンドとなる東京スタジアムの現状を紹介する。またプレーを左右する芝とスタジアムを印象付ける大屋根について解説する。

話題の竣工プロジェクト代官山アドレス



september

特集:AQUARIUM〜水族館をつくる

四方を海に囲まれた日本は,世界的に見ても水族館が多い国である。水族館は単なるアミューズメント施設ではなく,普段目にすることのない水中生物を間近で見ることで,いのちの不思議さ,大切さ,尊さを感じることができる。我々にとって教育の場であり,また,種の保存や保護など調査・研究の場でもある。ガイドが魚の生態を説明するツアーや夜の魚の生態を観察するツアーなどを催す水族館も多い。
 近年では,ガラスの10倍の耐衝撃度を持ち,重さはガラスの約半分というアクリルガラスの技術が発達し,水槽の大型化が進んでいる。水晶のような透明度を持つアクリルは厚さを重ねてもその透明度が落ちないという特色を持つ。
 水族館には,見学者の目に触れる展示ゾーンの約2〜3倍のバックヤードがあり,ろ過機などの水質管理関連設備や予備水槽等となっている。水槽の大型化に伴う膨大な水量に耐え得る構造物造りと,高度な水質管理のための設備が近年の水族館建築の特色といえるであろう。
 今月の特集では,現在施工中の二つの水族館を中心に,当社の手がける水族館を紹介しよう。



august

特集:多様化するNATM

トンネルを掘る方法にNATMという工法がある。正式には「New Austrian Tunnelling Method」という。1960年代オーストリアのトンネル技術者L・V・ラブセビッツにより提唱された。日本では1970年代から,地盤の硬い山岳トンネルでこの工法が主流となっている。そして今日では,技術の進歩により,地盤の軟らかい都市部などでも採用されるようになった。 今月の特集は,このNATMで施工を進めている現場をとりあげ,多様化したNATMについて紹介する。



july

特集:医療・福祉施設と鹿島

21世紀を目前にして,わが国は急速に少子・高齢化が進んでいる。1999年には高齢化率は16.7%,そして推計では21世紀初頭には20%に達し,世界一の高齢社会となる。このように急速な高齢化は,日本の医療・福祉のあり方に根底から大きな影響を及ぼしている。
 当社は,このような変革期を迎えている医療・福祉が,たいへん重要な分野であると認識し,患者さん・施設入居者を中心にした「マネージメント」「アメニティ」「セーフティ」の観点から,医療・福祉施設づくりに関するソリューションサービス(解決策のご提案)を提供している。そして,これまで培ってきた当社の様々な生活サービス施設づくりのノウハウを駆使して,これからの医療・福祉に求められている様々な課題に積極的に取り組んでいる。
 今回の特集では,医療・福祉の分野に対する当社の取組み,そして,これからの医療・福祉のあり方について紹介したい。

テクニカルノートあらゆる地形の風況をコンピュータで予測

クローズアップかじまじん花と緑いっぱいの現場事務所!



june

特集:建設副産物のリサイクル

世はリサイクルの時代へ。家庭でも職場でも省エネ・省資源という社会的テーマの1つとして各種リサイクルが論じられ,一種のトレンド現象となっている。
 環境問題への関心の高まりとともに,建設現場でも資源リサイクルへの取組みが本格化してきた。中でも,コンクリート・木材・アスファルト等建設副産物の現場での分別解体と再資源化を義務づける「建設工事資材再資源化法案」は,2002年から実施される見通しであり,業界の動きを加速化させる主要因となっている。
 本年4月,当社は環境マネジメントシステム規格であるISO14001の認証取得を全国11支店で完了した。建設に伴う様々な環境問題への予防活動として,現場における廃材の分別回収の徹底を始め,処理方法・再生方法の研究開発等様々な活動が既に展開されているところである。
 建設を通じて社会貢献を自負する建設工事現場でも,建設プロセスでは多くの廃棄物を生み出し,その処理をめぐって深刻な問題を引き起こしている。これらは一企業だけの問題には納まらない。このような実情に立ち返り,今一度,建設副産物のリサイクルについて考えてみたい。

クローズアップかじまじん
        :誰も書かなかった,ノウハウ本を書いたわけ



may

特集:第二東名・名神高速道路の建設

日本の東西を結ぶ「東海道」。その歴史は古く,大化の改新以前に遡ると言われる。その時代時代で交通手段やルートを変えながら,人や物,情報や文化を運び,日本の大動脈として大きな役割を果たしてきた。現在はその道筋に国道1号線,JR東海道本線,東海道新幹線,東名・名神高速道路が走っている。
 そして今,更なる快適性,利便性を求めて,第二東名・名神高速道路建設のビッグ・プロジェクトが進行中だ。今月の特集では,第二東名・名神高速道路をとりあげ,4月末現在で進行中の当社施工区間を紹介する。

現場から NTT DoCoMo 代々木ビル

テクニカルノート家畜排せつ物から完熟堆肥をつくる



april

特集:ハウジング・プロデュース

一生涯の買物のうち,最も高価だといわれているマイホーム。バブル経済下で一度は遠のいた住宅取得の夢も,地価下落と大量供給に伴い,徐々に回復傾向にある。投資案件や資産づくりとしての需要も増え,特にシングル女性のマンション取得志向も高まっている。
 更に住宅ローンの低金利化や控除制度の拡充に加え,この4月から「住宅品質確保促進法」が一部施行される。瑕疵保証や性能表示等ユーザーが良質な住宅を取得するための後押しとなるものだ。
 当社は,設計や施工という建設事業を通じて良質な住宅供給の一翼を担ってきた。更に自ら事業者として住宅地開発や市街地再開発事業にも取り組んできた。1988(昭和63)年完成した「志木ニュータウン」(1996(平成8)年一部新規分譲)はその先駆的代表例であろう。
 以来,設計・施工・開発事業・技術開発・管理運営,それぞれの分野で培われたノウハウは,今なお引き継がれ,高品質・高性能な住宅づくりの源泉となっている。
 今月号では,首都圏において展開中の住宅事業への取組みを中心に,当社の「ハウジング・プロデュース」について特集する。

テクニカルノートビオトープ計画支援システムの開発

現場から 日本海沿岸東北自動車道 阿賀野川橋工事

クローズアップかじまじん
        :アフリカ・アジア・南米…23年間の海外現場生活



march

特集:「さいたま新都心」の誕生

埼玉県の新しい都市「さいたま新都心」がいよいよ動き出す。
浦和,大宮,与野の3市にまたがるさいたま新都心は,東京都心部に集中する行政機能を分散させることを目的とした国家プロジェクトだ。約47haの旧国鉄操車場跡地に,関東・甲信越を統括する国の18機関が移転されるのを始め,世界最大級の可動式客席を持つ「さいたまスーパーアリーナ」や民間の商業・業務施設がつくられる。
 今月の特集では,5月5日に街びらきを控えたさいたま新都心を取り上げ,その中で当社が手掛けてきた施設を紹介する。

テクニカルノート 空気圧によるカプセル式土砂搬送システム

現場から ウインズ米子新設工事

シリーズ100年をつくる会社(12)最終回世界の鹿島へ



february

特集:神戸は今

2000年1月17日,神戸は阪神・淡路大震災から5年を迎えた。兵庫県淡路島の北部を震源地としたマグニチュード7.2の都市直下型大地震は,尊い生命を奪い,都市の機能を壊滅させ,未曾有の被害をもたらした。それから5年。震災の傷痕を克服しながら,1日も早い復旧を進めてきた神戸は今,未来に向けて新しい都市づくりに取り組み始めている。
 当社も関西支店・神戸営業所をはじめとして,全社を挙げて神戸の再興に関わってきた。今月の特集では,神戸の今をレポートした。

シリーズ100年をつくる会社(11)
        :躍進の時代とオイルショック

現場から (仮称)横浜市情報文化センター整備工事

クローズアップかじまじん ろう者で世界初,南極点にたつ



January

特集1:世界の現場から

2000年という新しい年を迎えました。新年号では,21世紀をリードする若い社員たちのメッセージを,世界の現場からお送りします。
※メッセージには,それぞれ新年を祝う挨拶が各地の言葉で添えられています。

特集2:各支店から今年に挑む!

新しい千年紀の幕開けに全国11支店の支店長から,2000年に挑むメッセージを,現在の心境・決意を詠った一首と共に寄せていただいた。それぞれの支店を率いるBOSSの,今年に賭ける熱い思いをどうぞ!

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