世界に羽ばたく羽田空港
2010年10月,東京国際空港(羽田空港)の4本目の滑走路と新しい国際線ターミナルが開業した。年間の発着能力を大幅に増強して,アジアのハブ(拠点)空港としての第一歩を踏み出す。
当社は,この国家プロジェクトで,D滑走路ではゼネコン・マリコン・ファブリケータ15社JVの,国際線地区旅客ターミナルではターミナルビルA・B工区JVの,それぞれJV代表会社となるなど,多くの工事を手がけた。
新装された羽田空港の全容を紹介する。
第11回 「伝承」~次世代の幸せづくり~
湯西川ダム本体建設工事
リーガルコーポレーション本社
まつりの舞台
医療新時代
超高齢社会の到来を踏まえ,わが国では医療制度改革が推進され,国立病院や国立大学病院の独立行政法人化や公立病院改革など,医療施設の再編整備も活発化している。これからの医療は,個々の医療施設が果す役割を明確にし,ネットワーク化することで,患者さんの要請に合った質の高い医療を,患者さんが選択していく時代になる。
今回の特集では『医療新時代』と題し,主に「大学病院」「地域病院」「専門治療」という3つのカテゴリーから,各々の医療が果す役割に応える当社のサービスを紹介する。
第10回 「臨海」~技術の種は開花した~
伊勢湾横断ガスパイプライン設置工事
東京リサーチパーク新研究棟
環境振動
「鹿島」グラスで乾杯!!
いのちの共生を,未来へ
~生物多様性と企業の取組み~
今年は国際生物多様性年。10月11日から29日まで,名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれ,生物多様性保全とその持続可能な利用について新たな国際的な枠組みを討議する。
生物多様性の保全は,地球温暖化防止と並んで人類に課せられたテーマである。生物多様性にどう向き合い,対処していくか。21世紀を生きる企業にも避けて通れぬ命題である。
自然界に直接手を加えることの多い建設業は,事業活動に伴う環境負荷低減の行動に努める一方で,これまで培った環境創造技術を通じて,他の産業や企業の保全活動にも貢献できる。今,国内外の関心が急激に高まっている生物多様性に関して,当社の取組みを紹介する。
第9回 「防災」~この国土に住む限り~
東京駅丸の内駅舎保存・復原工事
消えゆくもの~生まれ出ずるもの
PFIでつくる生活基盤
わが国では厳しい財政事情,少子高齢化,労働力人口の減少などの課題の一方で,生活基盤となる既存の公共施設の更新という
新たな財政需要に直面している。これを受けて,民間資金活用による社会資本整備(PFI)の拡大が求められている。
当社は,PFI法施行後の取組み第1号案件・神戸の「摩耶ロッジ」から10年目の現在,全国各地で様々な公共サービスを担うPFI事業を手掛け,推進中である。
当社の取組みを通してPFIの意義と役割を探った。
第8回 「空港」~ヒトとモノの結節点~
当間高原リゾート ベルナティオ 「la Sala」
ZEB:ZERO ENERGY BUILDING
越後白根の大凧合戦
新幹線直上に架けるJR東北縦貫線
上野駅と東京駅の間を新たなレールでつなぐJR東北縦貫線の工事が,2013年度の開業に向けて進んでいる。
完成すれば群馬,茨城,埼玉,神奈川などが直通運転で結ばれ,わずか3.8kmの新線が,首都圏のネットワークを南北に強化させることになる。
そこには,極度の技術力と集中力が凝縮されている。
運行中の新幹線の直上に線路を架けなければならないからだ。
この特集では,知られざる鉄道工事の舞台裏をリポートする。
エクシブ有馬離宮新築工事
瑞巌寺・次世代へ受け継ぐ
技術の鹿島を支える機械・電気テクノロジー
巨大クレーンやシールドマシンから小さな通信機器まで。
建設現場で働く機械は,人力では到底できないことを可能とし,ダムやトンネル,橋梁,超高層ビル,大空間建築,エネルギー施設などを造りだす縁の下の力持ちである。当社の機械・電気のプロフェッショナルたちは,様々な専門知識を駆使して,構造物・建物に応じた施工機械や仮設備,工法などを開発。
“ものづくり”の現場を支えてきた。
今回は“機電社員”の活躍と彼らが創り出した技術にスポットライトを_。
第7回 「備蓄」~エネルギー戦略の一翼担って~
(仮称)大崎駅西口C地区開発計画
スルガ キャンパス カレッジ
改正土壌汚染対策法
八重洲の地・鹿島との再会
HOTELS
旅は,ひとを非日常の世界へ連れ出す。ホテルは,そんな特別な時間を演出する大切なアイテムのひとつでもある。
利便性・機能性を重視したビジネスでの宿泊も,そこに我が家のようなほっとできる空間があったら,一日の疲れも癒される。ホテルに求められるホスピタリティは,訪れるひとの目的や趣向によって様々でも,誰もが共通して求めるサービス―― それは心と体を癒すことのできる場所ではないだろうか。
そんなやすらぎの空間づくりを,建築がどうサポートしているか,最新のホテル情報とともに紹介する。
第6回 「ダム」~時代の要請の応えて~
41号高山国府トンネル国府工区工事,高山工区工事
電車越しの鹿島
鹿島と原子力
地球規模の環境問題の有力な解決策として注目される「原子力」。
少資源国のわが国は,エネルギー安全保障,経済性,環境を同時に満たすエネルギーとして,原子力の開発を進めてきた。
こうした原子力の歴史とともに,当社は半世紀以上にわたり常に原子力施設の安全性と品質の向上に努めている。当社の技術者の取組みや,現在建設中の大間原子力プロジェクトをリポートする。
第5回 「隧道」~難所を平らかに~
横浜ポートサイドプレイス
Kajima Roll from U.S.A.
元気です、関西。
関西圏で,高速道路網の整備が着々と進んでいる。それは,物流拠点との直結,都市再生,都市間交流を促す大動脈。様々な投資を呼び込むエネルギーとなり,
成長分野の生産施設や商業施設などを創出させ,関西を元気にする力となる。
大阪・神戸・京都の高速道路をひと走りして,当社のプロジェクトを巡りながら,
関西の元気をリポートする。
第4回 「道路」~都市を繋ぐ動脈~
武蔵小金井駅南口第1地区(再)1
―III街区公益施設・商業業務棟建築工事のうち「(仮称)小金井市民交流センター」工事
CRE戦略
「金字塔」に刻まれた寄書き
エコサイト ――CO2削減施工の最前線
地球温暖化の防止が世界共通の課題となるなかで,わが国は2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する高い目標を掲げた。 建設業はこれまでも,省エネ型ビルの設計や運用など多様なエンジニアリングを提供してきたが,一方で,施工段階でのCO2削減にも注力している。
建設業の大きな課題は「施工の合理化」「生産性の向上」。
これを突き詰めていけば,CO2削減につながっていく。
工期短縮・省資源化・省エネ化・建設機械の改善・・・・・・それぞれの現場に最適な手法を展開して, 環境対策に取り組む「エコサイト」の創意工夫をレポートする。
第3回 「復旧」~再び繁栄の街に~
(仮称)大宮下町3丁目マンション計画新築工事
CASBEE
OMIYA PRIME EAST
鏡面ガラスに映るタワークレーン
集客の仕掛けを創り込む
――新しい時代の商業施設
雇用や所得環境の変化に伴い,商業施設も市場対応力の強化を迫られている。
立地や環境,地域性などの特性を活かした経営戦略で,顧客のニーズの取込みに余念がない。
流通の最先端の都市部で新風を巻き起こす百貨店,環境配慮型の郊外型ショッピングセンター,商店街との共存・共栄をコンセプトにしたライフスタイルセンター,
若者文化を意識した個性的なブランドショップ――。
今回は,新しい時代にマッチしたイメージやこだわりで,新店舗の展開を図る商業施設と,それをデザインや提案力でサポートする当社の取組みを報告する。
第2回 「橋梁」~瀬戸内に架ける~
首都圏中央連絡自動車道 裏高尾橋工事
『夜神楽の里』の働き者
想像から創造へ
鹿島社員の「初夢」メッセージ
想像を,チカラに——
当社のCMメッセージは,「人が想像できることは,必ず人が実現できる」というフランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの言葉をモチーフにしている。ヴェルヌは『八十日間世界一周』など未来小説の名作を数多く著し,100年ほど前にその生涯を終えたが,小説で描いた想像の世界は,その多くが現実のものとなった。
月へロケットが飛び,海底トンネルを車が走り,天を衝く超高層ビルができ,携帯電話は日常化した。先人たちは,想像を力にして技術を創造し,感動と喜びに心を動かすことで,新たな創造の力をかきたててきた。
新しい年,2010年。
地球温暖化,エネルギー資源,世界同時不況など,私たちが対処すべき課題はあまりに多い。しかし,建設の現場や研究・開発の拠点,それぞれのビジネスシーンで,社員の多くは夢を求めて,新たな創造に取り組んでいる。
叶う夢,叶わぬ夢。夢は私たちに膨らみと潤いを与えてくれる。
最前線で活躍する鹿島社員が抱く「夢」を聞いた。