特集:100年住宅をつくる ―これからの住まいへの提案―![]() |
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これまでの日本の住宅の寿命は30年程度だった。戸建て住宅が木造中心であることや,高温多湿な気候,台風や地震による被害など理由は様々だが,築年数を経ると資産価値が低下して,中古住宅は売買の対象となりにくく,多くが建替えを余儀なくされてきた。 一方,マンションでも,家族構成やライフスタイルの変化に応じて新築物件などに住み替えるケースが多かった。 住宅の建設には多額のコストがかかるし,頻繁に建替えれば資源の無駄遣いにもなる。 今,私たちが求めるのは,一世代一住宅を脱却して,親から子,孫の代まで長い間安心して住み続けることのできる住まいだろう。 今月は,真に快適な都市生活とその環境を,いつまでも持続可能なものとしてデザインする当社のハウジングへの取組みを特集する。 |
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日本の住宅は,質より量が重視された終戦直後から昭和30年代にかけて,低耐久・短寿命のものが多く建てられた。しかし将来を考えると,良質な住宅による社会資産の形成が重要なことから,当社では,高耐久・長寿命の都市型住宅づくりに対する本格的な取組みを,昭和40年代にスタートさせている。以来,日本の住宅を取り巻く環境はめまぐるしく変化してきた。しかし,いつまでも安心して快適に暮らせる住宅を追求する当社の基本姿勢は,当時から現在に至るまで変わっていない。 次ページ以降では,世代を超えて長く住み続けることができる魅力的な住まい「100年住宅」として当社が取り組んでいる (1)平面的にも立体的にも間取りの変更が可能なスーパーRCフレーム構法による超高層フリープランハウジング (2)これまで蓄積してきた技術の粋を集め,様々なメリットを兼ね備えた高層住宅 (3)免震構造の適用範囲を拡大し超高層に採用して建て替えたマンション (4)一つひとつの住宅だけでなく街全体を考えた環境づくり ――などについて,現在施工中もしくは竣工直後のプロジェクトをモデルに紹介する。いずれも,地球環境の保全,ライフスタイルの多様化,定住志向の高まり,都心への回帰など,近年の社会情勢に対応しながら当社が考える次世代の住まいの姿である。 |
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■ 100年住宅の具現化 Case
1 究極の超高層フリープランハウジングの実現 ■ 100年住宅の具現化 Case 2 鹿島のハウジング技術の結集 ■ 100年住宅の具現化 Case 3 より高く伸びる超高層免震ハウジング ■ 100年住宅の具現化 Case 4 住み継がれる街づくり |