特集:建築施工革命序論

小田急海老名分譲マンション工事18tの柱部材を2本同時に建物妻側のリフトで搬送
長引く景気の低迷,市場縮小,低価格競争,赤字受注・・・。
建設業界全体が切迫するなかで,最前線である現場の「施工革命」が急務だ。
とくに,民間工事の多い建築分野の現場では喫緊の課題となっている。

こうしたなかで,従来の「常識」にはとらわれずに, シャトライズ工法の全体像 革新的な施工方法を採用する工事が,当社の現場に現れはじめた。
当社では,建築の生産システムそのものの刷新を目指し,計画・設計や 資材調達の合理化,技術開発など,さまざまな面から改革に取り組みつづけている。
そして今,建設会社の主役である施工現場に, 新たな改革の風が起ころうとしている。施工方法の創意工夫こそが, コスト削減・工期短縮に最も貢献できるポイントであり, 鹿島の総合力が活用できるからだ。

今月の特集は,建築の施工革命をめざす当社のスピリットを, 現場ルポと座談会の2部構成で紹介する。
先頭に立って改革に挑戦する現場の声とともに,前線を支援する技術管理部門, 設計部門,そして担当役員に,革命への意志を聞いた。



Revolution-0 いまこそ施工革命宣言のとき
Revolution-1 タワークレーンのいない超高層工事
Revolution-2 座談会:総合力を現場に結集せよ
Revolution-3 躯体工事を攻めるクリエイティヴな現場たち