南アフリカ共和国の沿岸に原油か重油と思われる液体が漂着した。 たくさんのペンギンが油まみれになり,ボランティアの人たちなどに救出される映像は,私たちの記憶に新しい。 この原油らしい汚染物質は,現場付近で十数年前に座礁して大量の原油を積載したまま沈没したタンカーから流出したとも,また直前に付近で行方不明になった貨物船から流出したとも伝えられている。 近来,こうした原油による海洋汚染や有機溶媒などで汚染された土壌を,微生物の働きを利用して浄化しようとするバイオレメディエーション技術の開発が盛んになってきている。
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