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水族館はじめてものがたり
水族館はその昔,動物園の一施設として誕生した。日本初の動物園である上野動物園の一角に「うおのぞき」が開設されたのは開園後半年を経た1882年(明治15年)。その後,第二次世界大戦前までの水族館は列車の窓のように覗きガラスの水槽が並んだものだった。戦後,水族館の大規模化が進み,飼育展示される生物もペンギンなどの鳥類,イルカからアザラシ,最近ではラッコ,シャチなど広く海獣類へとその範囲を広げている。飼育海水の水質管理技術の発達からその種類も広範囲の動物群へと広がり,「動物園の一施設」から独立した水族館へと変化を遂げた。 |