高い場所での作業や、重い資材を運んだり、たくさんの工事用車両が動いたりと、建設現場には思わぬ事故が起きる危険がひそんでいます。現場で働く人を守るため、建設現場では、事故が起きないように様々な工夫をしています。その一部を紹介します。
建設現場の中では、すべての人が必ずヘルメットをかぶるルールになっています。また、高いところで作業するときは、転落を防ぐために安全帯を必ず使いますので、常に安全帯を着用しています。
クレーンで重い荷物を持ち上げるときは、荷物の下に入ることを禁止しています。また、地下の荷物をクレーンで地上へ上げるときは、地上と地下をつなぐ穴の周囲につけているランプが光ることで、作業をしていることを周りに知らせています。
建設中の建物の周りは、ネットでおおわれています。このネットは、工具などの落下を防いだり、職人さんの転落を防いだりする役割があります。
安全対策で最も大切なことは、現場にいる一人ひとりが、安全な作業を十分に心がけることです。そのため、建設現場の目立つところに大きく安全標語を掲げたり、毎日の朝礼では、必ず安全確認をしていたりします。
このように、建設現場では無事故で工事を終えることができるよう、様々な工夫をしています。