特集: 多様化するNATM


 トンネルを掘る方法にNATMという工法がある。正式には「New Austrian Tunnelling Method」
という。1960年代オーストリアのトンネル技術者L・V・ラブセビッツにより提唱された。
 日本では1970年代から,地盤の硬い山岳トンネルでこの工法が主流となっている。 そして今日では,技術の進歩により,地盤の軟らかい都市部などでも採用されるようになった。
 今月の特集は,このNATMで施工を進めている現場をとりあげ,多様化したNATMについて紹介する。




トンネル

NATMで施工中の新神戸トンネル(2期)第一工区。
土被り4mの地盤を改良しながら掘り進む