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Total
Solution
04
ファストトラック型の
物決めマネジメントサービス

スピード時代の柔軟な対応力

お客様(発注者)それぞれの事業環境の変化はますます速くなっており、それに応じて施設の建設計画もスピーディで柔軟な対応が求められています。施設の設計・施工を一貫して手がけることにより、お客様のニーズの変化に即しつつ、所期の品質を保ち、コスト・工期について適切なマネジメントを行うことが可能です。

Case001
郊外型ショッピングセンター

複数テナントを同時にオープンさせる

写真:複数テナントを同時にオープンさせる

スマーク伊勢崎

大規模な商業施設の計画はしばしば、対官折衝、近隣対策等に時間がかかる一方で、刻々と変化する事業環境に応じるために、設計・施工ともに短期間で行い、かつ多数のテナントからの異なるニーズに応えることが必要になります。したがって、綿密な工程管理を実行すると共に、変更に対して臨機応変の素早い対応をすることが求められます。

群馬県伊勢崎市 2008年10月竣工

建物を貫く、2つのモール

本件は、郊外の大型ショッピングセンターで、主要な交差点の方角に大きく翼を広げたようにL字型に棟を配置し、その中央の大キャノピーが外観の特徴となっています。2つの核となる店舗を、湾曲するカーブモールと、直線のストレートモールの2つのモールが繋ぐ構成となっています。

多岐にわたる調整業務

事業主、事業コンサル、基本計画者、店舗コンサル、内装設計者などの多数の関係者間の調整、対官折衝や工費の調整、そして多数のテナントとの調整等、設計・施工が一体となって総合的な対応を行いました。

工期短縮の工夫

綿密で、かつ融通性のある工程をとり、また施工順序や工法の工夫により、品質を確保しながら実質的な工期の短縮に努めました。テナントリーシングに最大限の猶予をもたらし、事業計画の進行に大きく寄与しました。

図版:2つのモール構成

2つのモール構成

写真:カーブモール

カーブモール

Case002
クリーンルーム

設計・施工の同時進行マネジメント

写真:設計・施工の同時進行マネジメント

鹿島技術研究所

電子デバイス工場の建設は、事業環境がグローバル規模で時々刻々と変化するため、工場建設の企画の確定がぎりぎりまで延ばされ、施工期間が短くなりがちです。
加えて、関連する技術の進歩がめざましく、デバイスの生産装置が決まってから建屋の設計を開始するという通常のプロセスをとっていては時間が不足するため、生産装置の設計と建屋の設計を同時(コンカレント)に進めることになり、高度なマネジメントが必要です。

実績のフィードバック

電子デバイス工場の設計・施工で培ってきた技術と実績をフィードバックして、ニーズに合う工場にするための設計条件・仕様・コストを先行提案し、建設のファストトラックを実現します。

クリーンルーム技術の開発

製造ラインの核であるクリーンルームに求められる性能、融通性、耐久性などの条件は、場合により大きく異なります。技術研究所内に設けた実大実験設備を活用した開発成果により、最適の解を提案します。

コンカレント設計

生産装置と建屋の設計が同時進行する場合でも、製造ラインにまで踏み込んだ配置合理化による建築面積の縮減など、コストコンシャスな提案を行います。

図版:3次元CGによる配管やダクトの検討

3次元CGによる配管やダクトの検討

図版:3次元CGによる配管やダクトの検討
Case003
研究施設

設備配管プルアップによる短工期施工

写真:設備配管プルアップによる短工期施工

協和発酵キリン(株)
東京リサーチパーク

2008年10月に誕生した新生「協和発酵キリン」のシンボル的な研究所として、東京町田にある既存研究所を建替え、最先端の創薬研究拠点を建設するプロジェクトです。
既存建物で研究活動を行いながらのスクラップ&ビルドで、新研究棟の建設を中心に、付属建屋、厚生施設、全体外構の整備を行っています。

東京都町田市 2010年8月竣工

緑に囲まれた研究所

周辺環境との調和に配慮し、既存樹木の積極的な保存活用、北側住宅地への配慮した配置・施設構成としています。新研究棟には敷地の高低差を活かし、棚田状に植栽した中庭を設け、全体としてリサーチパークの名にふさわしい緑豊かな研究環境を創出しています。

機能的で柔軟性のある次世代研究棟

階高やスパンといった構造躯体、設備の基幹システム、人やものの動線計画など、すべてにおいて研究テーマの変化に広範に応じられるフレキシビリティの高い計画とし、耐震性や省エネルギーも高いレベルで達成しています。

ユニット化とプルアップ

クリーンルームの天井内点検歩廊と設備配管をユニット化し、地上で組み立て、プルアップにより設置することで、品質向上と工期短縮を実現しました。計画の当初から設計と施工の担当者が協調して取り組んだ成果です。

※ ISS(インター・スティシャル・システム)
クリーンルームに入室せずに天井内設備の更新・メンテナンスを可能とする天井裏の点検歩廊

写真:天井ぶどう棚プルアップ工法

天井ぶどう棚プルアップ工法

Case004
球場のリニューアル

シーズンオフを利用した二段階施工

写真:シーズンオフを利用した二段階施工

宮城球場フェーズ1(2005年)

西武ドーム・
宮城球場(クリネックススタジアム宮城)

1979年に完成した球場を、20年後に屋根をかけ、さらに10年後、観客席の魅力を高める大規模な改修を行いました。(西武ドーム)
築50年の老朽化した県営球場を、現代プロ野球の技術水準に合致させ、かつ野球観戦の夢を育むよう改修しました。(宮城球場)
両者とも、プロ野球チームの本拠地として使い続けながら、シーズンオフの短期間に工事を済ませました。スクラップ&ビルドではなく、時代に合わせて魅力を付加しながら使い続けていく、「成長する野球場」の事例です。

西武ドーム 埼玉県所沢市 2009年3月改修完了
宮城球場(クリネックススタジアム宮城) 宮城県仙台市 2006年3月改修完了

西武ドーム改修

1997年のシーズンオフに観客席の上に金属屋根を構築、翌年のシーズンオフに、重量2,000tの膜屋根を地上で組んで高さ37.3mにリフトアップ。半屋外型の「環境共生型ドーム球場」に生まれ変わりました。さらに、2009年にはスタンド部分を大規模改修し、ユニークな観客席や立体的な回遊空間を設け、多様な魅力を併せもった「ドーム+ボールパーク」に生まれ変わりました。

写真:西武ドーム改修

宮城球場(クリネックススタジアム宮城)改修

2004年のシーズンオフ中、4ヶ月余りの工期で、老朽化した球場をプロ野球チームの本拠地にふさわしい姿にリニューアルする難題でした。時間がない、古い、狭いなどのマイナスを設計と施工がアイデアを出し合ってプラスに変え、砂かぶり席をはじめユニークな観客席を持った前例のないボールパークが誕生しました。翌年のシーズンオフにはメインスタンドの外側の増築を完成させるなど、さらなる魅力を加えて球場は生まれ変わりました。

写真:宮城球場(クリネックススタジアム宮城)改修

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