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06
時代を画する先進サービス

オーナーの「想い」をオンリーワンの「建築」に

開発事業、技術開発、設計、施工と幅広い分野で十分な経験を積んだ人材を擁している鹿島グループのポテンシャルを活用してデザインと技術の総合力を注ぎ込み、事業を推進する方々の「想い」を具現化し、理想の形にしていきます。

Case001
汐留メディアタワー

三角形の吹抜け空間が生み出す
一体感

写真:三角形の吹抜け空間が生み出す一体感

東京汐留シオサイトに建つ超高層ビルで、共同通信社の本社機能に加え、上層階には274室、宿泊特化型のパークホテル東京が入っています。オフィスの中核となる6層の編集局フロアには、三角形プランの中心にある吹抜けに、上下各3方向に行き来する階段が設けられています。一刻を争うスピードと連携が重視される報道・編集業務に沿った機能性と心理的な一体感を追求した結果、エレベータに頼らない動線として、このユニークな多方向階段が生まれました。

東京都港区 2003年6月竣工

多様な空間構成を可能にする構造

敷地形状から導かれた特異な三角形平面の構造架構として、スーパーストラクチャーを採用しています。これにより、低層階の柱のない大空間、中心に吹抜けをもつオフィスフロア、高層階の宿泊室など、多様な空間構成が可能になっています。

超高層ビルの自然換気

三角形のコーナーに設けたスリットから北風を取り入れる自然換気、編集局フロアの吹抜けを利用した重力換気をはじめ、様々な環境配慮の手法を開発、適用することで、24時間稼動する超高層ビルのライフサイクルコストの低減・省エネルギー化を図っています。

非常時の業務継続

通信社としての高い安全性とホテルとしての高い居住性を共に得るために、ハニカムダンパシステム、DUOXによる制震構造としています。また、事故などの災害発生時の業務継続を最重視し、通信設備について高度なリスクマネジメントを行っています。

写真:エントランス空間

エントランス空間

写真:編集局フロア吹抜けの多方向階段

編集局フロア吹抜けの多方向階段

Case002
慶應義塾大学
日吉第4校舎独立館

街と繋がるキャンパスの実現

写真:街と繋がるキャンパスの実現

創立150年記念事業の一環として計画された学生約1万人が使用する講義棟です。主要道路に面した立地であるため、街との繋がりを持つ慶應義塾大学の新しい顔となるような意匠計画が求められました。外部環境の整備や半屋外のアプローチアベニュー、アトリウムを建物内部に組み入れることで、街と緩やかに繋がるキャンパスを実現しています。また、建物のリズミカルな表情はけやき並木と呼応し、街並みに活気ある新しい表情をつくりだしています。

神奈川県横浜市港北区 2009年3月竣工

時代を先導する教育の場

35の大小教室、ゆとりある廊下、回遊性を持たせたブリッジ、交流の場となるアトリウム、中間階の屋外庭園など、教育の場として最大限魅力的な空間構成を行いました。

新たな街の風景

10m以上の巨大な擁壁を撤去し、主要道路から直接キャンパスに繋がる新たなアクセスルートを創出しました。このアプローチには桜やけやきの並木を植栽し、正門の銀杏並木と共に新たな景観をつくりだしています。

半屋外空間の快適性評価

街とキャンパスを繋ぐアトリウムとアプローチアベニューでは、快適性を評価するシミュレーションにより、明るさ、風、温熱の最適な状態を検証しました。その結果を用い、既存の銀杏並木のような、風がそよぐ木陰をイメージさせる半屋外の空間を創出しました。

写真:慶應義塾大学日吉第4校舎独立館
Case003
箱根ラリック美術館

箱根の自然とラリックの美の融合

写真:箱根の自然とラリックの美の融合

アール・ヌーボーからアール・デコまで活躍し、ガラス工芸を芸術の域にまで高めたジャポニズムの作家、ルネ・ラリック(1860-1945)の美術館です。自然を愛したラリックの想い、ラリックを愛する建築主の想いを繋ぐため、豊かな自然と景観にめぐまれた箱根に美と自然と人が出会う場をつくることを、基本コンセプトとしています。人と環境にやさしいこの美術館は、庭園型リゾートミュージアムとして町づくりの新たな起点となることが期待されています。

神奈川県足柄下郡箱根町 2004年12月竣工

自然を生かすランドスケープ

箱根の外輪山を背景とし、隣接する早川の景観を生かし、既存の樹木群・小川・昆虫群等在郷生態系の継承と復元を行うなど、地域の環境に最大限に配慮した計画としています。

箱根の風景になじむ「かたち」

建物の形姿として、自然でありながら強さを持つ建築の素形「家形」を選び、日本的な母屋・下屋を彷彿とさせる空間構成としています。美術館棟などの母屋は美と交感する閉じた空間、回廊やレストランなど開かれた下屋は、人が行き交い、憩い、自然と交歓する半屋外の空間となっています。

収蔵物を守る技術

夏季の多湿、冬季の寒冷地気候への対処、光や空気質など収蔵物の保存環境の適正化といった課題については、培った技術を生かし、総力をあげて最良の解決策を見出しました。

写真:箱根ラリック美術館
Case004
加賀レジデンス

新規格ハウジングの創造

写真:新規格ハウジングの創造

新しい技術により、高層でありながら、居住空間に柱型や梁型が一切露出しない壁式構造が可能になりました。それにより、ロングライフを見据えたシンプルで明快な空間構成となっています。プランの自由度が高まり、将来の変更や住み手の自由なイメージに柔軟に対応する高層ハウジングの新たな規格をつくりだしました。

東京都板橋区加賀 2008年8月竣工

三角形の庭

東西に狭く南北に長い三角形の特異な敷地形状から、Y字型の平面が採用されています。建物本体と東西の道路の間に生まれる二つの三角形の庭にはレイランディーが植えられ、街に魅力的なシークエンスを提供すると共に、公と私の緩衝空間の役割を果たしています。

HIスマートウォール

免震構造により地震力を低減、建築プランの形状を利用して戸境壁をバランスよく配置、コアウォールを建築中央に配置して高い耐震性を確保したことにより、床と壁のみからなる究極のボックス型の高層壁式免震住宅が可能となりました。

建築としての美

壁と床のシャープなラインが交差する東西のファサード、大きな白い壁面が岐立してランドマークを形成する南側のファサード、様々な繊細な白の肌合いからなる共用空間など、建築としての美しさを追い求め、環境の美化、住み手にとっての価値向上に資しています。

写真:加賀レジデンス
写真:加賀レジデンス

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