伝統を支える技術
建物劣化診断
建物を末永く使うためには適切な時期に建物調査・診断を行なう必要があります。どのような建物でも老朽化が進みます。あの世界最古の木造建築・法隆寺は「1000年持った」といわれますが「1000年持たせてきた」が正解であり、適切な時期に修理を行なってきたから現存するわけです。
特に木造建築は、雨漏りが大敵であり、濡れた木材は白蟻被害を受け易くなります。
伝統建築物の調査で発見された被害の一例を下記に示します。
建物の老朽度を調査して診断することを劣化診断といいますが、適切な時期に診断を行い、建物を末永く使っていくことが肝要です。
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■ 伝統建築の地震被害
阪神大震災から10数年が経ちましたが、相変わらず各地で地震被害のニュースが飛び込んできます。被災した建物の多くは木造建築ですが、特に、伝統木造建築の場合、屋根が重く、耐震要素となる壁量が少ないために、建物全体の倒壊につながることが多いのが現状です。
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