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伝統建築/歴史的建造物の保護・再生

伝統を支える技術

免震化技術

鹿島は、事務所ビル、ハウジングの免震建物以外にも、既存建物の基礎に免震装置を組み入れて免震化するレトロフィット、木造住宅用に開発された戸建住宅免震システム、限られた室内、展示ケースなどを免震化する部分免震システムがあります。

戸建住宅免震システム

戸建住宅免震システム

免震基礎が戸建住宅の安全性を飛躍的に向上させます。
従来通りの建物を免震基礎の上に固定するだけで免震ビル並みの安全な住宅を建設できます。木造でも鉄骨でも建物構造は不問。地震時、建物は水平方向にゆっくり揺れますが家具は転倒せず、恐怖感もありません。またダンパによるロック機構が働くため、風で揺れることはありません。

戸建住宅免震概念図

免震基礎施工例 免震基礎施工例
免震基礎上の建物は工法を問わず
従来通りに建築できます。
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部分免震システム

一部屋だけなど必要なエリアを経済的に免震化することを部分免震といいます。

自由の女神 2000年、お台場に登場して話題を集めた「自由の女神」は1年間だけの大切な預かりものでした。この女神像を地震から守るため、台座下に免震装置が組み込み地震の揺れを吸収する、鹿島の部分免震システムが支えていました。


小型免震ユニットが文化遺産や実験研究機器を守ります。
高さ60mm程度の免震台で展示ケースや精密機器などを建物床から分離し、地震エネルギーを遮断します。装置はベアリング支承とオイルダンパからなり、既存設備にも容易に取り付けられます。建物床への固定は不要で、運搬・移動が容易。耐久性に優れ、メンテナンスも必要ありません。

免震台の設置例