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【要素 IV 】地域社会との共生

CSR推進の枠組み概念図

企業市民として地域社会に貢献

鹿島は、地域とともに発展していくため、また建設工事において近隣住民の方々とのコミュニケーションが重要であるという意識から、現場見学会や地域の清掃活動への参加、子どもへの社会教育などの協力を、積極的に行っています。

鹿島のBCM(事業継続管理)

鹿島は、「防災・減災」の観点で、人命を第一に、災害が起こっても生活と事業を継続できるという安全と安心の提供も一つの使命と考えています。それと同時に、発災時の顧客支援や被災地域のインフラ復旧への対応にも重要な役割を担っています。

大きな地震や近年頻発している台風や集中豪雨などによる風害、水害など、自然災害が発生した際には、状況に応じて迅速かつ最適な対応が求められます。迅速な対応ができるよう、当社と協力会社や建設機械メーカーなどとの間には平時から災害時を想定したネットワークが構築されています。

鹿島は、2006年に首都圏直下型地震を想定したBCP「事業継続のための計画と取組み要綱」を策定。2007年4月には、BCPの実施・運用、教育・訓練、点検、見直しという体制を整備した「BCM(Business Continuity Management):事業継続管理」の運用を開始しました。定期的に訓練を実施し、BCPの点検・改訂を繰り返しています。

社会の一員としてのBCM

鹿島のBCMでは、まず、自社の損なわれた機能を極力早く復旧して正常な活動を回復させる「自社のBCM」を整備しています。さらに、顧客や地域の復旧支援を行うためには、道路などの基盤となるインフラの復旧が前提となり、復旧活動のための被災状況調査・建物の被災度診断も必要です。社会全体の災害復旧活動を早期に開始するためには、専門技術者や重機の手配などの初期活動も鹿島の社会的使命と考え、日ごろから発災時を想定しています。不測の事態が発生した場合には、必要なリーダーシップと全体を見極めたフォローシップを兼ね合わせることができると考えています。

国交省から事業継続力認定

鹿島は、2009年9月に国土交通省・関東地方整備局から「建設会社における災害時の基礎的事業継続力認定」を受けました。地震発生時には、緊急輸送道路の早期確保や、河川堤防や港湾施設などの早期復旧が必要になるため、同局が評価資料および面談により、建設会社の早期対応力を見極め、基礎的事業継続力(=対応計画の即応性、実効性)を認定するものです。今回、鹿島の地震災害発生時における早期対応力と災害復旧活動への協力体制が認められましたが、このような体制を保持していることは大きな使命と考えています。また、グループ会社の鹿島道路も同認定を受け、グループをあげて発災時に備えています。

認定証

認定証

BCP訓練の実施

鹿島では、各支店・拠点で定期的に地震発生などを想定したBCP訓練を行っています。勤務時間外にあたる休日に首都圏で地震が発生したとの想定の実践的な訓練を行っています。地震が発生した場合には、道路や鉄道網の混乱が予想されるため、それらを勘案した上で、現実の災害時に拠点となる場所で訓練することで、より実効性のある内容となっています。

従業員安否システムとは、地震等の大規模災害発生時に役員・社員が、本人・家族の安否及び本人出社の可否等の情報を電話もしくはパソコン・携帯を利用して登録するシステムです。発災時には社員とその家族の状況を把握することができ、定期的に情報登録の訓練を実施することで、実際に発災したときに対応できるように取り組んでいます。

被災状況確認の様子

被災状況確認の様子

安全・安心を守る技術

鹿島は、ハード・ソフトの両面から地震や風水害といった自然災害から身を守るための研究技術開発を続けています。制震や免震といった耐震技術をはじめ、さらにはより正確な地震の影響を予測する技術など様々な社会・顧客の問題解決のメニューを増やすべく取り組んでいます。また、都市型水害の予測や防火設備の開発など、幅広く防災・減災を実現することで人々の生活を守り、さらには自治体などが整備する水害に備えた下水幹線の施工などを通じて、自然災害をはじめ不測のアクシデントに対してより安全な生活基盤の整備に寄与しています。

制震装置

制震装置

災害復旧の工事を無人化施工で

鹿島では、雲仙普賢岳(長崎県)や有珠山(北海道)の火山の噴火に伴う災害や新潟県中越沖地震など、復旧工事にも無人化施工で復旧活動に協力してきた実績があります。被災地域のさまざまな場面で活躍するのが建設機械ですが、特に災害時における復旧工事では、二次災害の危険を伴う作業も少なくありません。このため鹿島では、初めて無人化機械技術を開発しました。人が立入ることのできない危険な箇所で、作業に携わる人々をも守る技術として活躍しています。また、ブルドーザや大型ダンプトラックなど建設機械を用いた作業をより安全・確実・迅速に進められるよう、無線やGPSなどを用いた技術開発に継続的に取り組んでいます。鹿島のメカトロエンジニアリングや技術研究を通じて、地域社会の一員としての責任を果たしています。

オペレータは、安全な遠隔操作室で施工エリア内の重機を操作する

オペレータは、安全な遠隔操作室で施工エリア内の重機を操作する

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次世代を担う子供たちへ

建設現場は有期の拠点で、建物や構造物が完成すると、鹿島の旗を降ろしその場からは去ってしまいますが、出来上がった建物・構造物が長く人々に愛されることを願っています。施工中にしか見られないその瞬間の姿を通して私たちの姿をご理解いただくことも鹿島の責任だと考えます。

学校とともに進める建築への触れ合い ~奈良学園スクールプロジェクト~ ―奈良県(関西支店)

奈良学園スクールプロジェクト第2弾の写真


奈良学園のスクールプロジェクトは生徒・教職員参加型校舎建替えを行うものでした。

施工にあたり、建築やインテリアなど実社会と学校での勉強がつながっていることを実感でき、「ものづくり」に触れる機会がほしいと要望を受けました。そこで生徒自ら新校舎の外壁タイルを作ったり、2009年2月には現場見学会を開催し、コンクリートに関するミニセミナーとコンクリート打設を体験してもらいました。参加生徒からは、「手作業が多く、建物には人の苦労がつまっていると感じた」「耐震強度の問題が報道されていたが、実際に現場を見て安心できた」など、感度の高い感想をいただきました。

このプロジェクトは第2回キッズデザイン賞※の建築・空間デザイン部門を受賞しています。

※キッズデザイン賞:産官学民が“デザイン”の力を通じて生み出した、子どもたちのための成果について、社会的・文化的な価値の見地から公正な評価を与え、産業・研究活動と子ども環境の高度化を図ることを目的とする賞

校舎建設を生きた教材に(奈良学園中学校・高等学校 校長 野村利夫氏)

本校では、創立以来、生徒の自主性を大切にしています。今回もできる限り生徒に任せ、積極的に参加してもらっています。普段、なかなか接することのできない「ものづくりの現場」を実際に体験することで、新しい発見が得られればと思っています。また、中学生・高校生時代は将来の進路選択の重要な時期です。今回の体験を機に建築分野に興味を持つ生徒があらわれることも期待しています。「生徒たちが新校舎のプランを考える」というコンセプトが、はたしてどう展開していくのか当初は心配でしたが、鹿島の協力を得て予想以上の効果が得られたと思います。

技術研究所見学会を実施 ―東京都

東京都調布市の技術研究所では、毎年土木の日(11月18日)の行事として地元小学生の見学会を行っています。ま た、中学生・高校生の職場訪問も含め、社外の方の見学を随時受け入れています。

技術研究所見学会の写真

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海外での取組み

上海日本商工クラブから小学校を寄贈

上海日本商工クラブとは、上海に拠点を持つ日本企業のネットワークであり、鹿島も会員企業として参加しています。同クラブでは2007年から社会貢献活動の一環として上海西部の安徽(あんき)省で毎年2校の小学校を建設し、寄贈しています。四川大地震から校舎の安全性が注目されており、50年以上の品質を保証することが法律で定められ、鹿島では耐震性など構造を中心に設計内容の確認と技術の支援を担いました。

安全な校舎で子どもたちが学ぶ機会を得ることが地域の発展につながり、将来の日中友好の架け橋になることを期待して、今後も技術による支援を続けていきます。

希望小学校の写真

希望小学校が竣工

施工中の現場を確認する鹿島社員の写真

施工中の現場を確認する鹿島社員(右)

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