ホーム > 企業情報 > プレスリリース > 鉄骨造高層建物の崩壊までの挙動を検証したE-ディフェンス振動台実験の結果について

プレスリリース

[2014/02/25]

1.9MB

鉄骨造高層建物の崩壊までの挙動を検証した
E-ディフェンス振動台実験の結果について

独立行政法人 防災科学技術研究所
京都大学
鹿島建設株式会社

 (独)防災科学技術研究所、京都大学、鹿島建設(株)らは、実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を活用した、世界最大規模となる鉄骨造18層建物の1/3縮小試験体が崩壊するまでの挙動を検証する振動台実験を、2013年12月9日~11日に実施しました。
 この実験は、京都大学、(株)小堀鐸二研究所、(独)防災科学技術研究所、(株)大林組、鹿島建設(株)、清水建設(株)、大成建設(株)、(株)竹中工務店が取り組む、文部科学省からの委託研究「都市の脆弱性が引き起こす激甚災害の軽減化プロジェクト-都市機能の維持・回復に関する調査研究-」の一環として実施されたものです。
 得られた貴重なデータを基に、今後も詳細な検討を継続しますが、現時点で得られた結果の概要は以下の通りです。
 詳しくは別記資料をご確認ください。

  1. 既存の標準的な形式の鉄骨造高層ビルが、三大都市圏で想定される平均レベルの南海トラフ地震に対して、構造の損傷がほぼ継続使用可能状態に留まること、また想定される最大級の地震を超える平均レベルの2倍の地震に対して、2~3階の梁端に破断は生じるものの、倒壊までには十分な余裕があることを確認。
  2. さらに大きな平均レベルの3.1倍の地震に対して、梁や柱の損傷が進行し、1~5階が大きく変形して、構造的な安全性の限界に近い状態になることを確認。ただし、完全に崩壊したのは、平均レベルの3.8倍の地震時であった。
  3. 今回の実験により、超高層建物が最終崩壊に至るまでの部材の損傷の進行の仕方や、梁の破断や柱の損傷と建物全体の安全性の関係を把握。また、モニタリングシステムで最終倒壊までの各種データが取得され、層の塑性化注2)状況の把握や部材の損傷状況把握のシステム構築のための貴重なデータを取得。
  4. 今後の詳細なデータ分析やシミュレーション解析により、より多くの新知見が得られ、今後の超高層ビルの設計や地震に対する安全性の評価に役立つ成果が期待される。
実験主体  : 鹿島建設(株)、清水建設(株)、(株)小堀鐸二研究所、京都大学、(独)防災科学技術研究所 
実験結果  : 別記資料 『鉄骨造高層建物のE-ディフェンス振動台実験結果(PDF:1.78MB)』 別ウィンドウが開きます

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

ホーム > 企業情報 > プレスリリース > 鉄骨造高層建物の崩壊までの挙動を検証したE-ディフェンス振動台実験の結果について

ページの先頭へ

ページの先頭へ