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プレスリリース

[2019/05/24]

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第26回鹿島美術財団賞を2氏に贈呈

 公益財団法人鹿島美術財団(理事長:鹿島昭一)は、第26回「鹿島美術財団賞」の受賞者を決定しました。
 鹿島美術財団賞は、美術研究の一層の振興を目的として1994年に創設されました。以後毎年、助成者の研究成果をまとめた論文(同財団刊行『鹿島美術研究』に掲載)の中から、特に優れたものに対し本賞を贈呈しています。
 我が国では美術研究者の優れた研究に対して贈られる賞は数少ないことから、本賞は「國華賞」(朝日新聞社関連)と並び、美術研究者から大きな関心が寄せられています。
 高階秀爾 東京大学名誉教授をはじめ計5名の選考委員による審査の結果、今回は、2017年の研究助成41件のうち、次の2氏の論文が財団賞として選ばれ、本日の授賞式にて、賞状と副賞50万円が授与されます。
 

第26回鹿島美術財団賞 受賞者

 《日本・東洋美術部門》
   横尾 拓真(よこお たくま) 31歳
     (名古屋市博物館学芸員)
      研究主題:谷文晁を中心とした関東南画(文人画)における中国絵画学習の研究
           -清代福建様式の影響を中心に-
 《西洋美術部門》
   森 結(もり ゆい) 29歳
     (九州大学大学院人文科学府博士後期課程、福岡県文化振興課学芸員)
      研究主題:オルヴィエート大聖堂サン・ブリツィオ礼拝堂装飾の制作背景
           -腰壁装飾に見られるピントゥリッキオ工房との関連から-


 なお、財団賞に次ぐ優秀者には、宮田太樹(福岡市美術館学芸員)と亀田晃輔(神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程)が選ばれました。それぞれの研究主題は「北部九州における神仏習合造像をめぐる研究-平安時代前期を中心に-」、「1880年代におけるクロード・モネと美術市場について」となります。

 鹿島美術財団は、美術の振興をはかり、もって我が国の文化の向上、発展に寄与することを目的に1982年に設立されました。主に全国の若手・中堅の美術研究者を対象に、美術に関する調査研究助成、出版援助や国際交流援助、並びに美術講演会開催などの美術普及振興を行っています。その実績は、これまでに約2,500件、総額約19億9,000万円にのぼります。

授賞式

  •  開催日: 2019年5月24日(金) 13:00~
  •  会 場: 鹿島KIビル 大会議室

*授賞式に引き続き、財団賞受賞者と優秀者による研究発表会が開催されます。

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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