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プレスリリース

[2017/08/30]

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環境配慮型コンクリート「エコクリート®BLS」の適用拡大

~建物地上部分全てに適用、CO2排出量を削減しながら高い品質を確保~

 鹿島(社長:押味至一)は、2016年に開発した環境配慮型コンクリート「エコクリートBLS」を、「株式会社山櫻 東京支店」の地上部分全て(約600m3)に適用しました。
 今回の適用における試算では、コンクリート製造時のCO2排出量を約34トン※1削減するとともに、打設後10ヶ月以上を経た現在も、ひび割れのない良好な状態を維持しており、高い品質を確保しています。

※1 樹齢40年の人工スギの森3.86haで、1年間に吸収される量に相当 (林野庁HPより)

株式会社山櫻 東京支店の外観

株式会社山櫻 東京支店の外観


 「エコクリートBLS」は、中性化しにくい高炉セメントA種※2を改良することにより、地上部分に使用できることが特長で、コンクリート製造時のCO2排出量を一般的なコンクリートより約25%削減します。また、ひび割れ抵抗性や耐久性が高く、さらに普通コンクリートと同レベルの材料コストを実現した、画期的なコンクリートです。
 なお本コンクリートは、日本建築総合試験所の性能証明を取得しており、JISに適合しています。

※2 高炉セメントA種=高炉スラグ含有率が5~30%


 鹿島は、これまで開発した環境配慮型コンクリートを「エコクリート」シリーズとして位置づけ、建築物への幅広い普及展開を図っています。今回適用した「エコクリートBLS」や、CFT充填用の「KKC®コンクリート」、NEDOプロジェクトにおいて1大学7社で共同開発した地下構造物用の「ECMコンクリート®」、戻りコンを再利用した「エコクリートR3(アールスリー)」、解体したコンクリートから取り出した骨材を、構造用のコンクリートに再利用する「構造用再生骨材コンクリート」など、打設場所や用途に応じて、種類も様々取り揃えています。
 今後も環境配慮型コンクリートのさらなる技術開発と、建築物への普及拡大に努め、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

工事概要

発注者  : 株式会社山櫻
計画地  : 東京都文京区小石川4-16-3
構造  : 鉄筋コンクリート造
延床面積  : 1,065.15m2
階数  : 地上4階
設計・監理  : 鹿島建設株式会社
施工  : 鹿島建設株式会社
工期  : 2016年6月1日~2017年5月31日

※参考
戻りコンを再びコンクリートに、究極の資源循環を実現 別ウィンドウが開きます
(2016年11月24日プレスリリース)

建物地上部に使える、鹿島の新しい環境配慮型コンクリート「エコクリート®BLS」を開発 別ウィンドウが開きます
(2016年6月8日プレスリリース)

エネルギー消費とCO2排出量を6割以上削減できるECMセメントを開発 別ウィンドウが開きます
(2014年8月5日プレスリリース)

環境配慮型CFT充填用“KKCコンクリート”の開発 別ウィンドウが開きます
(2014年6月9日プレスリリース)


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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