建物を建てる上で必要なタワークレーンや工事用エレベータなど、機械の組立や配置はもちろん、工事後の解体についても具体的に計画していきます。同じ建物はないので、使う機械や配置なども工事ごとに検討が必要です。
着工のときは現場にはまだ電気もありません。現場の外から電気を引き込むところから始めます。工程表をもとに、現場でいつ、どんな機械や工具が使われるかを想定して、どこに電気の幹線を引き、照明やコンセントをつけるかなどを決めていきます。
機械については、毎日作業を確認する書類を作成して、機械を操作するオペレータが安全に作業を行えるようにしています。機械が動かないなどの不具合に対しても迅速に対応しています。電気については、工事の進行により照明の種類や数も変わってきますので、現場の状況に合わせた配置となるように調整します。
現場では様々な機械をいろいろな人が使用します。作業をする職人さんに適切な指示が出ているか、実際に現場で正しく安全に使われているかなどを確認しています。何よりも皆が安全に作業できるように機電担当として常に心がけています。
日々変わっていく現場の状況に合った機械や仮設電気設備を配置できるように気をつけています。そのためには、現場全体を常に把握している必要があるだけでなく、今後どのように現場が変わっていくかを想定しながら準備していくことが大切です。
目に見えて成果が見える「ものづくり」に興味があり、大学では機械工学を学んでいました。就職にあたり、せっかく「ものづくり」をするならば、スケールが大きいものづくりができる仕事をしたいという気持ちが強くなり、建設会社を志望しました。