・耐震補強について
・耐震補強ってどんなこと
・鉄筋コンクリート壁でより強固に
・鉄骨ブレースで強さとねばりを
・柱はねばりが肝心
・建物を優しく包む外部補強
・建物も連結補強で助け合い
・地震の揺れを制する制震補強
・大きな地震も柳に風の免震補強
・地盤や基礎も補強できます
・ニーズにあわせて居ながら工事
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耐震補強について
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●耐震補強とは?
■
建物の耐震性能を向上させることを耐震補強といいます。
補強構法によってその効果は異なります。
●補強効果は!
■目標とした補強効果を達成するには、以下の方法があります。
・
建物の耐力を上げる方法(耐力向上)
・
ねばり強くさせる方法(靭性改善)
・
建物の地震時挙動を制御する方法(応答制御・入力低減)
耐震補強の概念
制震補強の概念
免震補強の概念
●補強法比較一覧
種別
耐震補強
制震補強
免震補強
原理
地震力に抵抗
地震エネルギーの吸収により地震力の低減
地震入力を抑え地震力を大幅低減
手段
耐力向上(強度抵抗部材の設置):
壁、ブレース、フレーム増設等
靱性改善:
柱繊維巻補強、スリット等
地震エネルギーを吸収する制震装置(ダンパ等)の設置
・
弾塑性ダンパ (ハニカムダンパ)
・
オイルダンパ (ハイダム)
地震力の伝達を低減する免震装置の設置
・
積層ゴム、滑り支承
特徴
・
一般的な補強
・
制震補強、免震補強に比較すると、補強箇所が多い。
・
基本的には建物の崩壊を防ぎ人命確保を図る。
(建物の損傷を低減するためには補強箇所が増える)
・
地震応答解析を実施し耐震性を確認する。
・
耐震補強に比較して、補強箇所が少ない。
・
建物の損傷を低減できるなど耐震安全性の向上が図れる。
・
地震応答解析を実施し耐震性を確認する。
・
免震装置を設置する層(階)のみの工事のため、他の階への影響は少ない。
・
高い耐震安全性や機能維持確保が可能。
居ながら工事
の適用
一般的には 免震補強>制震補強>耐震補強 の順に対応しやすい。
改修後の
使い勝手
一般的には 免震補強>制震補強>耐震補強 の順で良い。
コスト
(工事費のみ)
一般的には 免震補強>制震補強>耐震補強 の順で高い。
工期
免震補強は他の補強と比較すると工期が長くなる場合がある。
参考文献
鹿島都市防災研究会
都市・建築防災シリーズ3 耐震診断と補強・補修
鹿島 技術要報 182
特集 "防災都市"を目指して
・鉄筋コンクリート壁でより強固に
・鉄骨ブレースで強さとねばりを
・柱はねばりが肝心
・建物を優しく包む外部補強
・建物も連結補強で助け合い
・地震の揺れを制する制震補強
・大きな地震も柳に風の免震補強
・ニーズにあわせて居ながら工事