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新しい耐震性能評価(地震リスク評価)

建物の耐震性能を『どの程度丈夫に造られているか』ではなく、『どの程度の被害が予測されるか』を、お金(PML)と時間(BI)で評価します。

■PML(Probable Maximum Loss:予想最大損失率)とは?
 

地震により生じる建物の物的被害額を、「建物全体に対する損失率」として表します。特に、再現期間475年の大地震による90%非超過確率の損失率を、予想最大損失率(PML)と言います。

図:PML(Probable Maximum Loss:予想最大損失率)とは?
■BI(Business Interruption:営業中断期間)とは?
 

想定される大地震に対して、建物が損傷し、営業が満足にできない状態を、中断期間と復旧期間(BI)で表します。

図:BI(Business Interruption:営業中断期間)とは?


●確率・統計論による評価

■地震の大きさと建物の強さ
 

地震時の被害は、同じ強さの建物でも建てられている場所により異なります。また、同じ場所に建てられていても建物の強さにより異なります。そこで、地震の大きさと建物の強さの両方を比較する必要があるのですが、それらを確率・統計論を用いて評価することを『地震リスク評価』と言います。

図:地震の大きさと建物の強さ

●地震リスク評価のフロー

図:地震リスク評価のフロー

参考文献
 
BELCA   不動産投資・取引におけるエンジニアリング・レポート作成に係るガイドライン


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