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東日本大震災 当社の対応(経過報告)

3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震は,
東北から関東地方にいたる広い範囲に未曾有の大被害をもたらした。
当社は地震直後に,中村満義社長を本部長とする震災対策本部を設置。
社員の安否確認とともに,社有施設・建設現場・得意先の被災状況の調査と把握に努めた。
以下は発生から3日間の記録である。

地震の基本情報

震源地:
三陸沖牡鹿半島の東南東約130km付近(北緯38.6度,東経142.5度)
発生時間:
2011年3月11日14:46頃
マグニチュード:
9.0
震源の深さ:
約24km

発生から3日間の記録

3月11日

14:46 地震発生。直後に本社および東北, 関東,東京土木,東京建築,横浜の各支店で震災対策本部を立ち上げた。社員の安否,社有施設・建設現場・得意先の被災状況の調査を開始。ITインフラでは,東北支店ビル以外の福島,秋田,山形,盛岡の各営業所のデータ通信,IP電話,電子メールの通信可能が確認された。

15:20 MCA無線に東北支店からの応答が入る。支店ビル,全館停電。

15:30 関東支店から被災状況の調査報告。茨城営業所,つくば事務所全員の無事を確認。

17:25 本社,社員へ帰宅指示。帰宅時は非常食・水を携帯。公共交通機関は全て停止の状況下,帰宅困難な社員はビル内で待機となった。

19:27 本社の対策本部で各支店の被災状況を報告。関東支店は,茨城県を除く支店管下の現場・社員の無事を確認。

20:00 本社より東北支店現場の状況についてMCA無線で交信。仙台市内および東北支店ビルは停電中で,通信設備はMCA無線以外使えない。東北支店内2現場と連絡取れず。

23:00 本社残留者は,本社ビル約140名,赤坂別館約200名,KIビル約400名。

写真:震災対策本部会議

震災対策本部会議

3月12日

00:30 東北支店から物資の応援要請をうけ,本社から毛布,防寒着,使いきりカイロ,雨合羽,長靴,水,食料などの手配を各支店へ要請する。

03:59 長野・新潟で大規模地震発生。

07:00 第1回震災対策本部会議開催。

09:50 東京土木,東京建築,横浜,北陸の各支店で順次,救援物資,トラックの手配が行われる。

11:20 日本土木工業協会事務局を通じて,国土交通省から協力要請を受ける。

12:30 本社と中部支店から,救援物資を積載したトラック第1陣2台が東北支店へ出発。第2陣2台は14時に出発。

12:50 安否不明だった東北支店釜石現場社員の無事が確認された。

15:00 関東支店の管下社員の全員無事が確認された。

18:00 第2回震災対策本部会議

18:30 北陸支店出発の救援物資を積載した先発隊ワゴンが東北支店に到着。同支店で商用電力が復旧し,内線電話も使用可能となる。19時にはサーバー関連も一通り立上げが完了し,ITインフラが復旧。関東支店茨城営業所の停電が復旧し,通信ネットワークはすべて回復した。

20:30 北陸支店,全員無事確認。中部支店を出発したトラックを含め12日までに19台が出発。

写真:出発を待つ救援機材を積載したトラック

出発を待つ救援機材を積載したトラック

3月13日

10:30 支援車両の対応が順調に進む。本社及び各支店から救援物資を積載したトラック11台が到着。他のトラックも東北地方に入る。

16:00 第3回震災対策本部会議。支援要員は, 3月13日までに20名(うち技術系社員9名)派遣。14日には技術系社員を19名派遣と,順次増員。救援物資を積載したトラックは,13日までに29台が出発,18台が東北支店に到着。

3月14日

08:30 東北支店管下最後の安否不明社員1名の無事を確認。被災支店社員の全員無事を確認。

10:00 技術系社員9名を乗せたバスが出発。

輸送トラックは,仙台,盛岡,福島へ向けて,15日5台,16日3台が出発するなど,その後も継続して救援物資を被災地に送り届けた。また,鹿島ボランティアネットワーク(KVネット)は15日から,「東日本大震災 救援金」募集を開始した。

写真:救援物資の発送拠点となった本社ピロティー

救援物資の発送拠点となった
本社ピロティー

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