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JR渋谷駅第4回山手外回り線切換工事 完了

鹿島JVが担当したJR渋谷駅第4回山手外回り線切換工事が、2023年1月6日深夜から1月9日早朝にかけて行われました。東京の大動脈である山手外回り線を土日の終日約54時間にわたって運休させ、外回り線の線路を横移動し、これまで分かれていた山手内回り線と外回り線のホームを島式ホームとする大規模な工事を行い、無事に完了しました。

JR渋谷駅では、利用者の利便性向上を目的にホームの移設や改築、バリアフリー化などの大規模な改良工事が2015年から段階的に行われています。その一環として行われている線路切換工事は、埼京上り線、埼京下り線、山手内回り線に続いて今回で4回目となります。

渋谷駅改良工事は3工区に分かれており、このうち鹿島JVは新宿方の北工区(約110m)を担当。今回は主に①外回り線ホームの縮小・撤去、②内回り線ホームの拡幅・島式ホーム化、③宮益坂架道橋の横移動、④外回り線工事桁10連の横移動が行われました。6日の終電後から延べ975人の作業員が、作業ごとに組まれた分刻みの工程により昼夜にわたって施工を行いました。事前のリハーサル等により策定した綿密な施工計画と周到な準備により、切換工事はトラブルなく無事完了し、9日の朝、初電を迎えました。

今回の工事により、これまで分かれていた山手内回り線と外回り線のホームが1つになり、利便性が大きく向上しました。今後、最後の切換工事として、2023年に山手線線路とホームの高さを上げる工事を予定しており、渋谷駅改良工事全体の完成に向けて工事を進めていきます。

図版:山手外回り線ホーム縮小の様子

山手外回り線ホーム縮小の様子

図版:山手内回り線ホームが拡幅され島式ホームとなった

山手内回り線ホームが拡幅され島式ホームとなった

図版:山手内回り線電車が運行するすぐ横で行われた宮益坂架道橋の横移動の様子

山手内回り線電車が運行するすぐ横で行われた宮益坂架道橋の横移動の様子

図版:山手外回り工事桁10連の横移動の様子

山手外回り工事桁10連の横移動の様子

全ての写真撮影協力:JR東日本

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