番外編 文化財の保存修理を見学・体験 昭和(芯柱)・平成(鯱)のイベント 大天守の石垣まめ知識

文化財の保存修理を見学・体験

文化財建造物の保存修理について理解を深めていただく為、工事エリアの一般者参加募集による見学イベントがありました。実施日・・・2013年2月6日から9日

写真:五重の屋根保存修理完了状況を身近での見学会が、4日間で2000人規模で実施されました。

五重の屋根保存修理完了状況を身近での見学会が、4日間で2000人規模で実施されました。

写真:五重の屋根(素屋根の8階)完成状況を、今しか見れない鳥目線の見学会です。

五重の屋根(素屋根の8階)完成状況を、今しか見れない鳥目線の見学会です。

文化財の保存修理に必要な漆喰塗作業を、一般の多くの人に知っていただき、理解と体感していただくための、体験会のイベントがありました。実施日・・・2013年3月2・3日

写真:現在、城の漆喰塗作業を行っている左官職人の指導による、丸瓦の目地漆喰塗の体験会です。

現在、城の漆喰塗作業を行っている左官職人の指導による、丸瓦の目地漆喰塗の体験会です。

写真:お遊びで、城の型に漆喰を塗り込み、本漆喰でお城の絵を描いたものを、おみあげとして作成しながら、親しんでいます。

お遊びで、城の型に漆喰を塗り込み、本漆喰でお城の絵を描いたものを、おみあげとして作成しながら、親しんでいます。

写真:棟込瓦部(屋根の頂部)のモックアップに、左官職人による実践作業として、目地漆喰中塗を行っています。

棟込瓦部(屋根の頂部)のモックアップに、左官職人による実践作業として、目地漆喰中塗を行っています。

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昭和(芯柱)・平成(鯱)のイベント

平成の改修時の大棟鯱の祝曳き【姫路駅前(昔の外堀近辺)から三の丸へ】

写真:五重屋根(最上部)の大棟の鯱瓦を新調しました。祝曳き前に素屋根8階の据付場所にて鯱瓦の清祓いを行いました。

五重屋根(最上部)の大棟の鯱瓦を新調しました。祝曳き前に素屋根8階の据付場所にて鯱瓦の清祓いを行いました。

写真:鯱瓦の祝曳きのために先導用の宝船がこちらです。

鯱瓦の祝曳きのために先導用の宝船がこちらです。

写真:鯱瓦の祝曳き用レプリカの子供用祝い神輿も用意されました。

鯱瓦の祝曳き用レプリカの子供用祝い神輿も用意されました。

写真:鯱瓦の祝曳き前のお披露目除幕式です。ようやくみなさんにお披露目することができました。

鯱瓦の祝曳き前のお披露目除幕式です。ようやくみなさんにお披露目することができました。

写真:宝船の先導による祝曳きです。

宝船の先導による祝曳きです。

写真:武者行列の甲冑隊も参加されました。

武者行列の甲冑隊も参加されました。

平成の改修時の大棟鯱の祝曳き

写真:御幸通り商店街を市民参加による、平成の鯱の祝曳き 姫路駅前(昔の外堀近辺)を出発する様子です。

御幸通り商店街を市民参加による、平成の鯱の祝曳き
姫路駅前(昔の外堀近辺)を出発する様子です。

昭和の改修時の大柱(芯柱)の祝曳き

写真:大手前通りを市民参加による、昭和の大柱(芯柱)の祝曳き 姫路駅前(昔の外堀近辺)を出発

大手前通りを市民参加による、昭和の大柱(芯柱)の祝曳き
姫路駅前(昔の外堀近辺)を出発

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写真:奈良県で製作した鯱二尾が国道2号線(昔の中堀)を越えて本丸へ移動しています。

奈良県で製作した鯱二尾が国道2号線(昔の中堀)を越えて本丸へ移動しています。

写真:岐阜県木曽の山奥より調達した芯柱が国道2号線(昔の中堀)を越えて本丸ヘ移動

岐阜県木曽の山奥より調達した芯柱が国道2号線(昔の中堀)を越えて本丸ヘ移動

写真:姫路市民参加の子供達による祝太鼓も披露されました。

姫路市民参加の子供達による祝太鼓も披露されました。

写真:姫路市民参加の子供による祝太鼓

姫路市民参加の子供による祝太鼓

写真:大手門入城、いざ本丸ヘ!

大手門入城、いざ本丸ヘ!

写真:大手門入城、いざ本丸ヘ!

大手門入城、いざ本丸ヘ!

写真:鯱の壮絶で崇高な姿、重さ330kg、高さ1.86m(奈良の瓦工場にて奈良と姫路の鬼師による共同製作)

鯱の壮絶で崇高な姿、重さ330kg、高さ1.86m
(奈良の瓦工場にて奈良と姫路の鬼師による共同製作)

写真:今まで350年支えてきた柱と入替の重厚な芯柱(約1m角柱に加工)

今まで350年支えてきた柱と入替の重厚な芯柱
(約1m角柱に加工)

写真:本丸ヘ行く前に、三の丸広場にて、素屋根をバックに一般市民ヘお披露目しました。

本丸ヘ行く前に、三の丸広場にて、素屋根をバックに一般市民ヘお披露目しました。

写真:本丸ヘ行く前に、三の丸広場にて、素屋根をバックに化粧直し待ち (四角型の柱に加工)

本丸ヘ行く前に、三の丸広場にて、素屋根をバックに化粧直し待ち (四角型の柱に加工)

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大天守の石垣まめ知識

大天守の石垣積みは、池田輝政による築造時の物ですが、
姫路城には、各時代の各種の積み方の石積が残っています。

写真:池田輝政時代の1601年からの築造による大天守の石垣積みです。 (修理工事前の大天守南面)

池田輝政時代の1601年からの築造による大天守の石垣積みです。 (修理工事前の大天守南面)

写真:大天守の隅角部の算木積みの写真ですが、扇型の勾配で反り返った美しい曲線が見れます。 (南東の角)

大天守の隅角部の算木積みの写真ですが、扇型の勾配で反り返った美しい曲線が見れます。 (南東の角)

イラスト

石垣積み

城郭の石垣の石積み技法は、歴史を重ねるごとに高度化してきました。
時代時代に用いられた石積みの技法を紹介します。

写真:野面積(のづらつみ) <羽柴時代>

野面積(のづらつみ)
<羽柴時代>

戦国時代の城に見られる自然石に手を加えずに積む技法

写真:打込接ぎ(うちこみはぎ)<池田時代>

打込接ぎ(うちこみはぎ)
<池田時代>

江戸時代など、石同士の面に手を加え接点を増やして積む技法

写真:切込接ぎ(きりこみはぎ)<本多時代>

切込接ぎ(きりこみはぎ)
<本多時代>

石を完全に加工して密着させ隙間なく積む技法

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