未来のために 凍土方式 陸側遮水壁工事

地下水イメージ

更新情報

2017年2月7日
「未来のために」凍土方式 陸側遮水壁工事のホームページを公開しました

福島第一原子力発電所 汚染水対策の概要

汚染水処理対策委員会の方針に基づき、東京電力福島第一発電所における汚染水対策には、次の3つの基本方針で取り組んでいます。

  • ①汚染源を取り除く
  • ②汚染源に水を近づけない
  • ③汚染水を漏らさない

このうち、「②汚染源に水を近づけない」対策の一つとして、原子炉建屋群の周囲に水を通さない壁(陸側遮水壁)を造ることになり、凍土方式による遮水壁の造成を鹿島が提案し、採択されました。これにより、原子炉建屋に流れ込む地下水を迂回させ、汚染源に近づけないことで、汚染水の発生を抑制します。

凍土方式遮水壁採択までの経緯

2013年4月19日
第3回廃炉対策推進会議で汚染水処理対策委員会の設置決定
2013年4月26日
第1回汚染水処理対策委員会 … 鹿島が凍土方式提案
2013年5月16日
第2回汚染水処理対策委員会 … 各社工法を説明
2013年5月30日
第3回汚染水処理対策委員会「地下水の流入抑制のための対策」 … 凍土方式を採用
2013年6月27日
第5回廃炉対策推進会議 … 中長期ロードマップ改訂(凍土方式による陸側遮水壁設置を含む)
2013年7月1日
第1回陸側遮水壁タスクフォース … 凍土方式について検討
2013年7月5日
陸側遮水壁FS(凍土方式小規模実証試験など)公募 … 鹿島応募
2013年8月7日
第31回原子力災害対策本部会議 … 凍土方式について検討
2013年8月8日
陸側遮水壁FS(凍土方式小規模実証試験など)公募結果公表 … 鹿島案が採択される
第4回汚染水処理対策委員会、第2回陸側遮水壁タスクフォース
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工事の全体像

陸側遮水壁は、1~4号機の建屋群を極力小さく囲み、海側遮水壁と接続するラインとして配置を計画しています。約30mの凍結管を難透水層に1m以上深く入れ、外周及び下部からの地下水の流入量を低減させます。

計画概要

凍土壁
平面延長約1,500m、深さ約30m
凍結管
1,568本
測温管
359本
冷凍機
30台(1台あたり70冷凍トン
※0℃の水70トンを24時間で氷にできる能力
冷却液
塩化カルシウム30%水溶液、-30℃
地下水位観測井戸
82か所
注水井戸
33か所
写真:工事現場
図版:工事の全体像
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  • なぜ氷で壁をつくるのか
  • 施工の工夫と工事の流れ
  • 長期運用のための安全対策

なぜ氷で壁をつくるのか

事故後の多くの作業が並行して進められている発電所構内であること、高い放射線によってあらゆる作業が制限される環境下にあることなど、原子炉建屋の周囲に遮水壁をつくるために特殊な条件を考慮する必要がありました。
鹿島はこれらの条件を満たし、遮水性、施工性、メンテナンス性に優れた凍土方式による遮水壁の造成を提案し、国に採択されました。

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  • 図版:凍土遮水壁のしくみ
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  • 図版:凍土遮水壁のしくみ
  • 図版:凍土遮水壁のしくみ

施工の工夫と工事の流れ

地下水が流れ込もうとする原子炉建屋周りの地下には、設備の配管などの多くの埋設物が存在します。これらの埋設物の両脇に複数の凍結管を設置することや、埋設物を貫通することなどで、埋設物の上下の地盤にも凍土壁を造成します。施工時のポイントや手順について、ご紹介します。

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図版:施工の工夫と工事の流れ
  • 図版:施工の工夫と工事の流れ
  • 図版:施工の工夫と工事の流れ
  • 図版:施工の工夫と工事の流れ
  • 図版:施工の工夫と工事の流れ
  • 図版:施工の工夫と工事の流れ
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長期運用のための安全対策

遮水壁は造成後も長期にわたり安全に運用できるしくみが必要です。地中の壁の健全性を温度で常時確認できるシステム、万一凍結管が損傷しても凍結管を容易に交換できる三重管構造など、様々な安全対策についてご紹介します。

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図版:長期運用のための安全対策
図版:長期運用のための安全対策

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プレスリリース

KAJIMAダイジェスト

未来のために 凍土方式陸側遮水壁工事

  • 凍土遮水壁はここまでできました
  • なぜ氷で壁をつくるのか
  • 施工の工夫と工事の流れ
  • 長期運用のための安全対策

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