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JR渋谷駅第5回線路切換工事 完了

鹿島JVが施工を担当するJR渋谷駅改良工事の第5回線路切換工事が、2023年11月17日(金)終電から20日(月)初電にかけて実施され、無事完了しました。

JR渋谷駅では、お客様の利便性向上や駅構内の混雑緩和を目的に、2015年から段階的にホームの移設や改築、バリアフリー設備の整備など大規模な改良工事が行われています。その一環として線路切換工事が全5ステップに分けて行われ、第1回・第2回線路切換工事では、埼京線ホームの移設(山手線ホームと並列化)、埼京線のホームと線路をこう上し、第3回・第4回線路切換工事では、山手線内・外回りの2つのホームを同一ホーム化しました。大規模な列車運休を伴う最後の切換工事となる今回の第5回切換工事では、切換工事後に本格着手する渋谷駅の東西を結ぶ自由通路の高さを確保するため、山手線のホームと線路のこう上を行いました。

鹿島JVは渋谷駅改良工事の北工区を担当。今回の切換工事では、東西自由通路の幅員を広げ、天井高を2.6m以上確保するため、東西自由通路の上を通る山手線内回りの線路・山手線外回りの線路と山手線ホームを最大20cm高くしました。また、山手線ホームを新宿側に約26m伸ばし、山手線ホームの最終形状への整備工事も進めました。

切換工事中に渋谷駅を利用される乗客への影響を最小化するため、18日に外回り、19日に内回りの一部区間をそれぞれ終日運休させ工事を行いました。ホーム上では工事エリアのすぐ横に乗客がいるため、仮設の仕切り柵で区切り、安全管理を徹底した上で施工に臨みました。

鹿島JVが担当する北工区では、延べ700人の作業員が、分刻みのスケジュールで昼夜にわたり工事を行いました。想定されるリスクとその対策を事前に策定すると共に、綿密な施工計画と準備により、切換工事はトラブルなく無事完了しました。今後は線路やホームの本設化、駅設備の構築・バリアフリー化などの工事を進め、渋谷駅改良工事全体の完成を目指します。

図版:線路切換工事全景

線路切換工事全景

図版:ホームこう上の様子

ホームこう上の様子

図版:線路こう上の様子

線路こう上の様子

図版:工事が完了したJR渋谷駅山手線ホームの様子

工事が完了したJR渋谷駅山手線ホームの様子

全ての写真撮影協力:JR東日本

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