ONE DAY SCHEDULE

  • 7:30

    出社
    メールをチェックし当日の作業内容を確認。朝礼で協力会社に指示を出す。
  • 11:15

    作業間連絡調整会議
    各作業が円滑に行えるよう担当者が
    集まりスケジュールを調整する。
  • 13:00

    専門業者との打合せ
    タワークレーンのオペレーションを
    行う専門業者との打合せを行う。
  • 15:00

    計画立案
    現場での作業の進捗を確認しつつ、
    翌日の作業計画を立案し、書類を
    作成する。
  • 18:30

    退社
    本現場は昼夜で作業中。
    引き継ぎを
    しっかり行い、翌日に向けて早めの
    退社を心がけている。

01

仕事内容

緻密な工事予定表で動いていく現場。さまざまな状況に対応するため現場全体を常に把握することが鍵。

機電系の社員が建築現場で担当するのは、タワークレーンや工事用エレベーターなど工事で使用するすべての機械の手配と施工計画の立案、作業の安全管理などです。タワークレーンや工事用エレベーターなどの大型機械の稼働は工事の進行に大きく影響するため、機械の選定を含め工事開始から完成までの設置、運用、撤去計画はとても重要です。何度もシミュレーションを重ね、最適な工事用機械の計画を立案します。その他、工事で使用する電気設備や給排水設備も現場の必需品なのでこれらの管理をするのも大切な役割です。現場では工事管理担当者が立案した工事予定表をもとに、いつ、どんな手順で工事用機械を動かすかをまとめた機械の予定表、そして、作業を指示する書類を作成して工事用機械の操作を行うオペレータに仕事を依頼します。また、限られた数の機械を数十社の協力会社が使用するため、前日の調整はもちろんですが、突発的な作業に対応するための対策も常に準備しています。そのためには、現場全体を把握することが重要で、日常業務においていつも心がけています。

銀行本社ビルの建築工事に、旧館の解体工事から参加。事前準備が、作業を円滑に行う鍵となる。

現在、私が携わっているのは大手町にある銀行の本社ビルを建設するプロジェクト。2012年に現場に配属され、旧館を解体するところから参加しています。今回の工事は地盤を強化するための杭を約100本打ち込んだ後、地上29階、地下4階までを同時に建設していく、大規模かつ難度の高いものです。私の役割は、工事管理の担当者から「何時にこの場所で資材を動かしたい」といった指示を受け、工事用機械を調達したり、工事予定表を組み立てたりすること。そのため事前に図面上で工事用機械の動きを何度もシミュレーションしながら、最適な工事計画を立案しています。入社時は建築の知識がないため苦労することもありましたが、周囲のフォローと研修のおかげで実力をつけることができました。大好きな工事用機械に毎日携わることができる、現場の仕事に大きなやりがいを持っています。

02

入社の動機

「ぜひ入社してほしい」という人事担当者の言葉。それが嬉しくて、鹿島への入社を決意した。

就職活動では、プラントメーカーや印刷機械メーカーなども候補として考えていました。鹿島に興味を持ったきっかけは、研究室の先輩が就職していたから。採用担当の方が、自分を必要としてくれていることを熱心に話してくれたことが嬉しくて、入社を決めました。ちなみに私は機電部門で初の女性社員です。徐々に女性社員も増えてきていますが、より多く増えることを望んでいます。

03

今後の目標

これまでの現場では、上司に支えられてきたが、今後は現場のキーマンとしていろんなことに挑戦したい。

今まで私は上司の指導の下、現場での経験を積み重ねてきました。今では、計画や施工などかなりの部分を任せてもらえるようになりましたが、大事な場面では上司に支えられることが多くありました。真の独り立ちを果たすためにも、次は自身の責任と裁量をもっと発揮できる中規模の現場の責任者を担当してみたいですね。予算の管理を習得し、鹿島社員として会社の発展に貢献できるようになることが今の目標です。

04

休日の過ごし方

休日はジョギングしたり、地元の友人と食事に行ったり。充実した時間を過ごしている。

休日は気分転換のため、自宅の近所でジョギングをしています。学生の頃から走るのは好きでした。時間があれば読書をしたり、映画を観に行ったりします。今も実家で暮らしているため、地元の友人と食事に行くこともあります。女子トークをすることは息抜きになりますが、友人は事務系の仕事が多いため現場での話はなかなか共感してもらえません(笑)。

05

鹿島の社風

不便に感じるのは重い物が持てないことくらい。女性であることが不利だと感じることはない。

機電部門約370名のうち、女性はまだ少ないのが実状です。現場でも珍しい存在なので、皆が優しく接してくれます。男女ともに同じ総合職ですから、仕事のうえで不都合や区別を感じたことはありません。女性であることを不利に感じるとしたら、体力的な面くらいですね。現場の道具は重い物もあるため、たまに不便に感じることがありますが、皆からフォローしてもらえます。

八幡真純

学生へのメッセージ

機械・電気系の出身者が持つ構造力学や材料物性、電気工学などの知識は周囲から非常に頼りにされます。多くのスペシャリストから頼りにされるこの仕事は、きっと誇りに感じられると思います。

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※原稿は取材当時のものです。