「建設」をつけずに、
ただ「鹿島」と称する理由
それは建設のみに
とどまらないという自負の表れ

工場を作る、という計画が持ち上がるとき、クライアントの目的は“工場”を作ることではなく“生産機能”を構築すること。ならば、そのニーズをワンストップでかなえられる存在になろう、と鹿島は考えました。そうして、建築・土木に限らず、機械・電気、化学、さらに環境、IT、経営工学など、幅広い分野のスペシャリストが集まり、設計・施工のみならず計画段階からエンジアリング分野や環境分野など多様なソリューションを提供できる“総合力”を身に着けることとなりました。鹿島とは建設を軸に、まだ見ぬ新たな社会の形を追求しつづける会社である。ゆえに当社のことを“建設”をつけずに、ただ「鹿島」と呼ぶのです。

エコアくまもと
大鵬薬品工業 北島工場

エコアくまもと

大鵬薬品工業 北島工場

私たちのプレゼンス

「施設」のその先へ
問題を解決するための
技術力を備えた事業の構築へ

鹿島のエンジニアリング部門は、医薬品等、製造業の生産・研究施設を主対象に、生産プロセスや物流機能にまで踏み込んだ知識、提案力を持っています。そして、顧客に対し計画段階から、設計、施工、運用保守まで、幅広いサービス提供ができることが強みです。

鹿島の環境部門では、風力・バイオマス等の再生可能エネルギーの利活用、水環境・土壌汚染・廃棄物対策、自然共生型インフラ構築などに関して、課題抽出、調査、技術開発を進め、顧客の課題を解決する企画・提案から設計、施工を行い、要望に応じて供用後の管理や運営までのトータルソリューションを提供しています。

生産・研究のイメージ
生産・研究のイメージ

エンジニアリング

特価した専門分野に
対応するため、
多彩なスペシャリストが集結

ゼネコンとして蓄積してきた建築の技術・ノウハウをベースに、高機能の生産施設に対応したプロセスエンジニアリングの技術力を加え、計画・設計・調達・施工、さらには施設の運用保守サービスまで提供することが当社のエンジニアリング事業の特徴です。これを実現するため、建築、化学、機電、IT等、幅広いバックグラウンドのスタッフが協同してプロジェクトに対応しています。対象分野として医薬品・食品・化粧品等の生産・研究施設を主軸に展開していますが、今後はバイオ医薬品や電子部品といった最先端の製造施設、あるいは植物工場等の新しい分野への取組みを強化するとともに、鹿島の海外現地法人と連携し、中国、東南アジア、米国等、海外各国においてもエンジニアリング事業の展開を加速していきます。

中外製薬工業 藤枝工場31号棟

中外製薬工業 藤枝工場31号棟

中外製薬工業 藤枝工場31号棟

環境

環境のパイオニアとして
高い技術力を新分野、
海外へ展開

当社は業界に先駆け「鹿島環境ビジョン」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けて「脱炭素」、「資源循環」、「自然共生」の3つの視点で環境技術の研究開発や環境事業を積極的に行ってきました。風力・太陽光発電、メタン発酵等、再生可能エネルギー施設の建設や土壌浄化等の事業においてパイオニアとして多数の実績を残し、国内初の洋上風力発電施設建設にも参画しました。今後はさらに洋上風力、水素エネルギーの利活用等の新分野への挑戦を続けるとともに、国内で培った技術の海外展開も行っていきます。

中九州大仁田山風力発電所建設工事

中九州大仁田山風力発電所建設工事

中九州大仁田山風力発電所建設工事

周辺事業イメージ

私たちが描く、
エンジニアリングの未来

グローバル経済の深化に伴い製造業の生産現場では、工場の海外移転、生産・物流設備のIT化・ロボット化の加速等に加え、製薬等の先進業界においては社員を研究開発等のコア業務に集約し、生産施設の構築・管理、あるいは生産そのものまで他社にアウトソースする動きも生じています。「生産機能構築の上流から下流までワンストップの技術・サービス提供」を目指す当社エンジニアリング事業も、引き続き更なる知見・ノウハウの蓄積に努め、こうしたニーズの変化・多様化に対応し、内外顧客の期待に応えてまいります。

私たちが描く、環境の未来

昨今の世界的な「脱炭素社会」・「持続可能な社会」の構築を目指す潮流の中で、企業にとって環境事業は社会的責任を果たすために必要な「コスト」から成長発展していくための「投資」へと変化してきています。環境課題への対応が企業の競争力の源泉となる一方で、社会の要求は、より複雑かつ高度になっています。鹿島はこれからも低炭素・水資源・スマートシティ等の分野に着目し、さらに次世代環境技術・サービスの探究を進めることで、顧客の環境事業のパートナーとしてニーズに即したエンジニアリング・ソリューションをワンストップサービスで提供していきます。