ONE DAY SCHEDULE
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8:30
- 出社
- メールや今日の予定を確認。
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9:00
- 実験
- RC模型を用いた構造実験。
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12:00
- 昼食
- 主に自席でランチ。
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13:00
- グループ打ち合わせ
- 業務の進捗状況、作業間調整や相談。
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14:00
- 自席で作業
- 実験データの整理、解析、資格勉強など。
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19:00
- 退社
- 忙しいときは残業する場合もある。
01
仕事内容
建設現場の生産性向上に向けた技術開発と、
構造物の長寿命化を目指した効率的性能評価技術の確立。
入社以来、技術研究所に所属し、主に建設現場の生産性向上に向けた技術開発を行っています。コンクリートの分野では多彩な研究が進められており、たとえばより高強度や高耐久な材料の開発を目指した取り組みも進められています。それら新たな材料を用いた構造物の性能を、実験や解析で確認することも業務の一つ。現在注力しているのは、建設現場におけるコンクリート工事の生産性向上に向けた技術開発です。コンクリート工事では、鉄筋と型枠の組み立てや生コンクリートの打込みにおいて、現状では多くの人の力が必要とされています。しかし、建設業界の労働力不足が指摘される中、いかに少ない人手でコンクリート工事を行うかは、施工現場の課題の一つになっており、機械化や自動化による生産性向上の検討を進めています。もう一つのテーマは構造物の長寿命化。構造物の寿命を延ばすため、最先端センサ等を活用して構造物の状態を評価、問題があれば修繕を加えるなど、効率的な維持管理技術の確立を目指しています。
現場から上がってくる課題を解決し支援する役割。現場の役に立つことで、人々のより良い暮らしに繋がっていく。
入社当初からは、先輩と一緒にある課題に取り組んでいました。新たなコンクリート材料を現場に適用させる際、強度確保のための工夫、アイデアが求められました。ところが先輩が突然の異動で、入社2年目にしていきなり私が主担当になってしまったのです。ちょうど実物大の試験体を使って実験を行い、検証するプロセスでした。私にとって初めての大規模実験。当初は戸惑いましたが、上司や協力会社を巻き込んで実験を実施。当初想定した仮説が実証された結果が出たことで、課題の一つをクリアできました。研究者として成長の実感があった取り組みです。技術研究所は基礎研究を進めていくと同時に、現場から上がってくる課題を解決し支援する役割を担っています。現場からのあらゆる要請に対し、研究者として論理的なエビデンスに基づいた的確な対応策を提案していきたい。それが現場の役に立ち、インフラ等が合理的・効率的に整備されることで、多くの人々のより良い生活に繋がっていくことにやりがいを感じています。
02
入社の動機
インドネシアから大学進学を機に来日。
鹿島は大学院で学んだ知見を最も活かせると感じた。
私はインドネシアの出身で、大学進学を機に来日しました。学部・大学院で専攻したコンクリート構造の知見を活かし、社会インフラを支える技術開発の仕事に就きたいと考えていました。鹿島はインターンシップに参加した際、大規模な構造物の施工が多く、また建設現場を支える「新技術」「新工法」の開発に強く惹きつけられました。加えて、インターンシップでお世話になった社員の方々がやりがいを持って活き活きと働いている姿が印象的であり、非常に優秀な人が多く、このような人たちと一緒に働きたいと思ったのが入社の決め手になりました。
03
今後の目標
建設現場を支える「素晴らしい新技術」を、
自分が主体となって生み出したい。
入社以来、上司が立てた開発計画の中で、一要素の実験や解析検討を担当することが中心でした。今後は課題抽出や計画立案の段階から携わっていきたいと考えています。一研究者として自分なりの、自分だから見出したテーマ・課題に取り組んでいきたい。そして知識と経験を積み重ねていき、近い将来、建設現場を支える「素晴らしい新技術」を自分が主体となって生み出したいと考えています。現在取り組んでいる建設現場施工の省人化や合理化・自動化は、今後も重要なテーマであり、さらに深掘りしていきたいと思っています。
04
休日の過ごし方
幼い頃から好きだった日本のアニメは今でもファン。「コンクリート技士」、「技術士」資格取得へ挑戦。
休日は家でのんびり過ごすことが多く、アニメや映画を見て過ごしています。私が来日したのは、日本の技術力の高さに惹かれたからですが、一方で幼い頃から日本のアニメに親しんでいたという背景もあります。ちなみに、好きなアニメは昔から「ワンピース」。また最近は、健康維持とリフレッシュを兼ねて、週2~3回ジムに通い始めました。自己研鑽のための資格勉強にも取り組んでいます。この間は「コンクリート技士」の資格を取得でき、将来は「技術士」の資格取得に挑戦したいと考えています。
05
鹿島の社風
判断力に優れ、物事に適切に対応できる、
自ら主体となって周囲を巻き込む「凄い人」が集まっている。
インターンシップのときから感じていましたが、鹿島は「凄い人」がたくさん集まっていると思います。頭の回転がとても速く、判断力に優れ、物事に適切に対応できる。さらに自ら主体となって周囲を巻き込み物事を動かしていける、そんな人たちの集団です。「凄い人」の特徴の一つに、相手のことを丁寧に考え理解することがあると思います。だから、鹿島の社風は刺激的でありつつ温かいと感じています。その温かさは、業務で迷ったとき相談すればすぐに的確なアドバイスをもらえることにも現れていると思います。
学生へのメッセージ
就職活動では、いろいろな企業を見て、いろいろな人に会って話を聞くことをお勧めします。やりたいことが明確でなくても、日々真剣に活動していれば気付きや発見があり、やりたいことが見えてくると思います。鹿島は幅広い事業・職種があり、新しいことに貪欲に挑戦していく会社です。魅力的で刺激的な人が多い鹿島は、成長できる場であることを約束します。
MESSAGE
※原稿は取材当時のものです。
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