ONE DAY SCHEDULE

  • 7:00

    出社
    メールチェック、当日の仕事内容の整理。
  • 8:00

    現場巡視
    工事の品質確認、安全点検、現場工程の進捗確認。
  • 10:00

    施工計画
    工事工程表の作成、午後からの打合せに向け構造納まりの検討。
  • 13:30

    打合せ
    設計者、監理者との定例打合せ。その後、鉄筋納まりの分科会。
  • 16:00

    現場巡視
    進捗状況と出来形確認を行い、その後事務所で工事の施工計画立案。
  • 19:30

    退社
    なるべく早く帰ることを心がけている。

01

仕事内容

横浜市旧市庁舎街区の大規模再開発プロジェクト。現場の最前線の責任者として、工事の方向性を指し示す。

入社以来、多くの施工現場を経験してきましたが、現在は、横浜市旧市庁舎街区の再開発事業に工事課長として着任、現場の施工管理全般を担当しています。この再開発事業は、JR関内駅前の、旧市庁舎行政棟を保存・活用しながら、横浜の歴史や文化を継承した「新旧融合」の新たな街を生み出す大規模プロジェクトです。再開発事業のメインとなるのが、高さ170m、地上33階のタワー棟で、オフィスや大学、商業施設等を集約、隣接する旧市庁舎行政棟にはホテルが入る計画です。着工は2022年7月で、約1年をかけて基礎躯体工事を進めてきました。2024年春から、地上鉄骨工事に着手する計画です。施工管理は安全、環境、品質、工程、コストそれぞれについて問題なく工事を進捗させるのがミッションですが、私は現場の最前線の責任者である工事課長として、各施工管理担当者の実務全体を取りまとめる立場。工事全体の大きな方向性を示し、現場が一致団結して同じベクトルを向いて工事を進捗させる役割を担っています。

立候補して技術研究所の研修員に。
多彩な経験や知識の蓄積が今の現場に反映されている。

実は今回のプロジェクトは6年ぶりの現場であり、工事課長という重責を担うこともあって、若干の不安もありました。しかし、今の現場に着任する前の6年間は、私にとって貴重な時間でした。入社以来9年間現場を経験後、社内制度を活用して、技術研究所の研修員に手を挙げたのです。現場での経験で確かに現場勘は養えましたが、技術をバックボーンとした論理的な思考や行動が実践できているかどうか、見つめ直したいと考えていました。技術研究所では、山留をはじめとした地盤関連の研究、技術習得、現場検討に取り組み、充実した2年間を過ごしました。現場で経験したことの裏付けとなる知識を、技術研究所で身に付けられたと感じています。その後、支店内の生産計画グループに配属となり、鹿島全体のビジネス展開や、施工計画の初期段階のつくり込み、入札業務も経験することができました。現場を離れたからこそ学べたことも非常に多くあり、多様な人脈を築けたことも大きなメリットでした。6年間で吸収した知見を、現在のプロジェクトにフルに活かしていきたいと考えています。

02

入社の動機

建物をつくることに熱心かつ楽しそう、
自分の仕事に誇りを持って取り組んでいると感じた。

就職活動では、ゼネコン以外にもハウスメーカー、コンサルタント、デベロッパーなど様々な業界にアプローチしていました。その中で、実際に、何もないところから建物が出来上がっていく姿を目の当たりにし、「ものをつくる仕事」に携わりたいという想いが強まりました。鹿島へ入社を決めたのは、社員の方々に親身になって相談に乗っていただき、その人柄に惹かれた点が大きかったと思います。また、建物をつくることに熱心でありながら楽しそうであり、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいると感じたことも、入社を後押ししてくれました。

03

今後の目標

現場の全責任を担い、一致団結して牽引する、
所長を経験することで施工管理のキャリアを進化させたい。

現場の大きさにもよりますが、現場は所長、副所長、そして私の現在の役職である工事課長が、いわゆる現場全体のマネジメントを担うことになります。いずれ、施工管理としての経験を重ね、現場の最後の砦である所長として統括管理を担いたいと思っています。現場の規模に関係なく、お客様、設計者、監理者、協力会社等々と、一つの建物を一致団結して建築していくプロセス、現場のすべての責任を担う所長を経験したいと考えています。それを通じて、施工管理としてのキャリアを進化・深化させてしていきたいと思っています。

04

休日の過ごし方

大切にしているのが、子どもと妻と一緒に過ごす時間。家族と出かけることが、一番のリフレッシュ。

一歳の子どもがいるため、休日は家族と過ごす時間がほとんどです。子どもは、まだ小さく、早く寝てしまうため、平日は子どもと顔を合わせる機会がほとんどありません。その分休日は、子どもと妻との家族の時間を大切にしています。最近は、子どもが、動物が大好きなので動物園や水族園によく行っています。家族と出かけることが、一番のリフレッシュですね。私は体を動かすことも好きなので、ゴルフやサッカーなどを楽しむこともあります。

05

鹿島の社風

どの職場でも共通する風通しの良さ、面倒見の良さ。社員のバイタリティが活気ある社風を生んでいる。

私は現場を9年経験した後、技術研究所で2年、その後支店内の生産計画グループで4年勤務し、現在の現場に着任しました。いずれの職場でも実感するのは、風通しの良さであり、面倒見のいい会社であることです。たとえば、何かしらの相談をした際、全社的に知見のある人に相談事が展開され、求めている以上の回答が得られることが多々あります。上下・縦横関係なく、強いネットワークが形成されており、それは風通しの良さを生んでいるのだと思います。また、バイタリティある社員が多く、活気ある社風を生んでいると感じています。

久直矢

学生へのメッセージ

建設業の最大の魅力は何もない更地に、建物をゼロからつくれることだと思います。工事を進めていく上で思い通りにならないことも多々ありますが、それでもそれを乗り越えて、唯一無二の建物が出来上がったときには計画段階から竣工まで携わってきた関係者全員で、最高の喜びを味わうことができます。是非、鹿島でその喜びを味わってください。

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※原稿は取材当時のものです。