ONE DAY SCHEDULE

  • 8:20

    出社
    メール、Teamsチェック、グループ員の予定確認。
  • 10:00

    社内打合せ
    プロジェクトチーム内の打合せ(状況共有と課題認識合わせ等)
  • 12:00

    昼食
    自席でお弁当。
  • 13:00

    業者との打合せ
    業務委託先の会社と打合せ(進捗状況を把握、適宜指示等)
  • 14:30

    デスクワーク
    資料作成、問い合わせ対応、契約手続き対応等のPC作業。
  • 18:30

    退社
    業務に区切りをつけて退社。忙しいときは残業も。

01

仕事内容

現場事務の多岐にわたる業務を整理・集約。
業務を「見える化」し、「ToDoリスト」としてポータルサイトに公開。

入社後に配属されたITソリューション部では、1年目にテレワーク環境の構築、2年目に社内会計システムの再構築に携わりました。3年目から経営企画部現業事務グループの所属となり、ITツールの導入・展開による現場事務の業務効率化を推進しています。その取り組みの一つに、現場事務担当者の業務を「見える化」した「ToDoリスト」の整備があります。現場事務担当者は、着工準備から着工、施工、竣工まで、やるべき作業が多岐に渡ります。それぞれの作業マニュアルは整備されていますが、そのマニュアルを所管している部署や業務内容ごとに管理・運用されていたため、必要なマニュアルになかなか辿り着けないという課題がありました。そこで、事務担当者の協力のもと、工程に応じてやるべき作業を「ToDoリスト」化し、情報共有のために構築したポータルサイトに公開しました。現在、月に約2,000人の社員が閲覧しており、現場事務の業務効率化に貢献した手応えを感じています。

「RPA」や「ワークフローシステム」の構築・展開など、ITツールの活用推進により現場の課題を解決。生産性向上に繋げる。

ITツールを用いた全社的な業務効率化を促進させることも私のミッションの一つです。現状の課題や要望から全社標準として導入すべきITツールを選定し、環境/運用の設計・構築、展開、そして維持管理まで行い、全社的なITツールの業務活用を推進しています。2020年9月には、PCの定型作業をロボットが代替する「RPA(Robotic Process Automation)」と社内手続きの電子化を実現する「ワークフローシステム」を導入しました。その後も様々なITツールを展開するとともに、その利活用の範囲をグループ会社へも広げています。このようなIT化の取り組みは、建設業においては間接業務と捉えられますが、そのいずれもが建設現場の生産性向上に繋がっていると考えています。現場の事務的業務の負荷を軽減することで現場社員はコア業務に注力できるようになり、その結果として、よりよいものづくりや現場の円滑な進捗が図れる。そのような間接的でありながらも現場の役に立っていることにやりがいを感じています。また、日々急速に変化していくIT技術やツールに触れ、それをいかに社内で活用できるかを検討していくことに仕事の面白さを感じています。

02

入社の動機

「建築」と「IT」の両方に関わる仕事を志望。
鹿島数理系社員の幅広い業務内容に魅力。

大学では建築系を専攻し、意匠設計をはじめ様々なことを学ぶ中、もともと数学やITが好きだったこともあり、建築の分野でどのようにITを活用できるかへの興味・関心が高まっていきました。そのため「建築情報研究室」に所属し、建物の3Dモデルと設備やモノの情報を連携して建物管理に適用する等、維持管理業務におけるBIM(Building Information Model/Modeling)の活用に関する研究に取り組みました。「大学で学んだ『建築』と『IT』の両方に関わりたい」「建物のライフサイクル全般に関わりたい」という想いを叶えられることからゼネコンを第一志望に。就職活動の中で、鹿島の数理系が社内ネットワークの管理だけでなく、現場で利用されるシステムの構築、シミュレーションなど幅広い側面からIT活用を実践していると感じたこと、面談等のやり取りを通じて雰囲気の良さを感じたことが入社の決め手となりました。

03

今後の目標

多彩な知見を蓄積し、建造物に付加価値をプラスするIT活用を目指す。

数理系の役割は、現場の困りごとを解決するために、その困りごとの本質を見極め、適切なIT環境の整備やIT活用を推進していくことです。そのためには土木・建築現場をよく理解することが必要と考えており、今後はまだ経験のない設計や施工の効率化に寄与するシステムの構築に携わり、現場の理解を深めていきたいと思っています。将来的には様々な業務経験を通じて、建造物に付加価値を付けることができる新たなIT活用を目指したい。その目標に向かって、建設やITに関する知見を吸収するだけでなく、自らが主体的かつ自律的に考え、論理的な判断ができる人材に成長したいと思っています。また、自身の成長に影響を受けた周囲からのサポート等を後輩たちに還元していくことも目指している目標の一つです。

04

休日の過ごし方

旅行が趣味。47都道府県全制覇を目指す。
猫とハイボールが日々のリフレッシュ。

趣味の一つは旅行で、以前から目指しているのが47都道府県全制覇。現在(2023年10月時点)で残すところは、東北6県と新潟県、茨城県の8県。まずは、今年中に新潟県を訪ねたいと思っています。普段の休日の楽しみの一つは、飼っている猫2匹と過ごすこと。一緒にいるだけでとても癒されます。また、お酒も好きなため、友人との食事や自宅でのシングルモルトのハイボールで日々リフレッシュしています。なお、自己研鑽の一つとして資格取得を掲げ、その取得へ向けて勉強中です。

05

鹿島の社風

真面目な人、思いやりのある人、若手を育てることに熱心な人が多い。
鹿島に入社して良かったと実感している。

鹿島の社風を象徴するのが、人の良さだと思います。新入社員の時はもちろんですが、現在の業務を行う中でもフォローやアドバイス、フィードバックをもらうこともあります。そこには単純なやり方だけでなく、何故必要なのか、何が目的なのかの意識合わせや、どのように考えているかといったディスカッション等があり、それを通して私の知識・理解を深めるとともに、成長を期待してくれていると感じています。このように、若手を育てることに熱心な人が多いのも、鹿島の特徴の一つ。目標としたい人、刺激を受ける人も多く、鹿島に入社してよかったと感じています。

松本悠里

学生へのメッセージ

建設業のIT系社員の魅力は、何十年も残る建造物の建設に携わることができることです。ITはデジタルデータのような無形物を作ることですが、構築したシステムが工事現場で利用され、建物等の有形物ができ、多くの人に利用されていく。そのようなモノづくりに関わることは建設業ならではと思っています。興味のある方は是非鹿島建設も候補に挙げていただけましたら幸いです。

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※原稿は取材当時のものです。